GodavariベースのAPU、A10-7870Kのパフォーマンスを測ってみたって話です。

7870K


Godavariコアの2番手に位置するAPU


 A10-7870Kは、KaveriコアをリフレッシュしたGodavariコアを採用したAPUです。

 4基のCPUコアと8CU(512SP)のGPUコアを持ち、CPUクロックは3.9〜4.1GHz、GPUクロックは866MHzで動作します。TDPは95Wで、Kモデルの特徴として倍率オーバークロックが可能です。

CPUZ

GPUZ



CINEBENCH R15とTMPGEnc Video Mastering Works 6でのパフォーマンス


 今回、A10-7870Kを動かした環境はこんな感じ。

テスト環境

 CINEBENCH R15のスコアはこんな感じ。

CINEs

 お次はTMPGEnc Video Mastering Works 6でのエンコードテスト。

 Shadow Playで録画した1,920×1,080ドット@60fpsのゲーム動画(動画時間16秒)を、1,920×1,080ドット@60fps(6Mbps)のH.265/HEVC形式に変換するのに掛かった時間を測定しています。

TMPEG

 ラストは消費電力の測定結果。ベンチマーク中のピーク電力とアイドル時の消費電力を測定しました。

消費電力




特価なら意外にお買い得かもしれないGodavariのNo,2


 Godavariコアを採用するAPUとしては、今年3月に登場したA10-7890K with WRAITH COOLERが最上位となったため、それに次ぐ二番手の製品というポジションとなったA10-7870K。

 今から買うならA10-7890Kの方じゃない?と思うのですが、この記事を書いた時点で、A10-7870Kはセール特価として13,000円を割る価格で販売されていたりします。

 純正クーラーに大きな差があるとはいえ、A10-7890Kが約18,000円程度であることを考えると、A10-7870Kと別売りのクーラー組み合わせた方が幸せになれるかもしれないですね。