Bluetoothオーディオレシーバーを使って、ケーブルレスなスマートフォンで音ゲーをプレイしてみようとしたって話です。

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動機: スマートフォンに繋がったケーブルが邪魔だった


 昨年の9月以来プロデューサー業(デレステ)をしている訳ですが、スマートフォンにイヤホンをつないで音ゲーをプレイしていると、ケーブルが邪魔に感じられることがあるわけです。

 そこで使ってみようと思ったのがBluetoothオーディオレシーバー。買ってみたのはELECOMのLBT-PAR500AVRDでした。

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 無線技術であるBluetoothでレシーバーに音声データを飛ばして、そこから先をイヤホンなりスピーカーなりに接続する。これによって、スマートフォンには邪魔なケーブルを接続できるという寸法です。

 ただまぁ、Bluetoothが音声を転送するには、SBCやaptXなどの形式で圧縮して通信を行うため、多かれ少なかれ遅延が発生することは目に見えています。画面の情報と音楽に合わせてタップする音ゲーで、果たしてそれが許容できるかどうかが問題という訳です。


プレイ出来なくはないけどタップ音は事実上使用不可


 結論を言ってしまえば、Bluetoothでの転送は遅延が大きすぎて音ゲーで使うのはかなり厳しいです。

 使っているスマートフォンは富士通 ARROWS NX F-05F(Android 5.0.2)で、普段ならタイミング調整の結果は「+21」程度になるところ、Bluetoothレシーバーを使用するとタイミングは上限の「+50」になってしまいます。

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▲ 通常時(Bluetooth無効)のタイミング調整結果。

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▲ Bluetoothレシーバー利用時のタイミング調整結果。

 画面との齟齬はそこまで気にならないのですが、タイミング調整がここまでずれてしまうとタップ音と楽曲のズレが非常に大きく、プレイ感を損なってしまいます。タップ音なしならプレイできますが、個人的に許容できる遅延ではありませんでした。

 以上、Bluetoothオーディオレシーバーで、ケーブルレスにしてしまおうという作戦は失敗に終わった。という話でした。