Intel純正のLGA2011/2011-v3対応CPUクーラー「TS13A」を買ってみました。
LGA2011とその後継であるLGA2011-v3は、エンスージアスト向けのハイエンドプラットフォーム。対応CPUはボックス品であっても、メインストリーム向けCPUに付属するような純正CPUクーラーは付属していません。エンスージアストなら、CPUクーラーは自分で選べというわけですね。
とはいっても、CPUメーカーとして基準となるCPUクーラーを用意しないわけにはいかないということで、Asetek製のオールインワン水冷ユニットを採用した純正水冷CPUクーラー「RTS2011LC(旧製品)」や「TS13X(BXTS13X)」が販売されてきました。
今回購入したTS13AもLGA2011向けに用意されたIntel純正のCPUクーラーのひとつで、空冷タイプの製品です。過去に販売された純正空冷クーラー「RTS2011AC」の後継製品であり、対応TDPが130Wから140Wに引き上げられています。
なお、前述のオールインワン水冷がLGA115x系ソケットをサポートしているのに対し、TS13AはLGA2011/2011-v3専用です。
最新のBroadwell-Eでも利用可能なTS13Aですが、冷却可能なCPUはTDP 140W以下のIntel Core i7 シリーズとされており、Sandy Bridge-E時代に登場したTDP 150WのCore i7-3970X Extreme Editionは非対応となっています。
対応CPU
・Intel Core i7-6950X Extreme Edition
・Intel Core i7-5960X Extreme Edition
・Intel Core i7-4960X Extreme Edition
・Intel Core i7-3960X Extreme Edition
・Intel Core i7-6900K / 6850K / 6800K
・Intel Core i7-5930K / 5820K
・Intel Core i7-4930K / 4820K
・Intel Core i7-3930K / 3820K
非対応CPU
・Intel Core i7-3970X Extreme Edition (TDP 150W)
TS13Aの見た目は、メインストリーム向けCPUに付属する円柱形の純正CPUクーラーをやや大型化したような感じ。押し出し成型されたアルミニウム製ヒートシンクの中央部分に、銅製のベースユニットが圧入されています。
冷却ファンはPWM制御に対応。ファンのブレードとフレームに半透明の樹枝を使用し、動作時にはファンに埋め込まれた青色LEDが発光します。
Intelの純正クーラーらしい形状のTS13A。青色LEDという飾り要素は入れていますが、基本的には価格を抑えた最低限のCPUクーラーといった感じです。
販売売価は3,000円少々。安いと言えば安いですが、このくらい出すならサードパーティー製のCPUクーラーを買ったほうがよさそうな微妙な価格であります。「純正」という信用に対して妥当な価格であると感じるか否かが購入のポイントとなるでしょう。
さて、次回はIntel Core i7-5960X Extreme環境を使って、TS13AがTDP 140WクラスのCPUをどの程度冷やせるのかをチェックしてみたいと思います。
TDP 140WのBroadwell-Eにも対応する純正空冷クーラー
LGA2011とその後継であるLGA2011-v3は、エンスージアスト向けのハイエンドプラットフォーム。対応CPUはボックス品であっても、メインストリーム向けCPUに付属するような純正CPUクーラーは付属していません。エンスージアストなら、CPUクーラーは自分で選べというわけですね。
とはいっても、CPUメーカーとして基準となるCPUクーラーを用意しないわけにはいかないということで、Asetek製のオールインワン水冷ユニットを採用した純正水冷CPUクーラー「RTS2011LC(旧製品)」や「TS13X(BXTS13X)」が販売されてきました。
今回購入したTS13AもLGA2011向けに用意されたIntel純正のCPUクーラーのひとつで、空冷タイプの製品です。過去に販売された純正空冷クーラー「RTS2011AC」の後継製品であり、対応TDPが130Wから140Wに引き上げられています。
なお、前述のオールインワン水冷がLGA115x系ソケットをサポートしているのに対し、TS13AはLGA2011/2011-v3専用です。
最新のBroadwell-Eでも利用可能なTS13Aですが、冷却可能なCPUはTDP 140W以下のIntel Core i7 シリーズとされており、Sandy Bridge-E時代に登場したTDP 150WのCore i7-3970X Extreme Editionは非対応となっています。
対応CPU
・Intel Core i7-6950X Extreme Edition
・Intel Core i7-5960X Extreme Edition
・Intel Core i7-4960X Extreme Edition
・Intel Core i7-3960X Extreme Edition
・Intel Core i7-6900K / 6850K / 6800K
・Intel Core i7-5930K / 5820K
・Intel Core i7-4930K / 4820K
・Intel Core i7-3930K / 3820K
非対応CPU
・Intel Core i7-3970X Extreme Edition (TDP 150W)
コストを抑えたシンプルなヒートシンク
TS13Aの見た目は、メインストリーム向けCPUに付属する円柱形の純正CPUクーラーをやや大型化したような感じ。押し出し成型されたアルミニウム製ヒートシンクの中央部分に、銅製のベースユニットが圧入されています。
冷却ファンはPWM制御に対応。ファンのブレードとフレームに半透明の樹枝を使用し、動作時にはファンに埋め込まれた青色LEDが発光します。
純正のLGA2011向け空冷CPUクーラー、そのパフォーマンスは?
Intelの純正クーラーらしい形状のTS13A。青色LEDという飾り要素は入れていますが、基本的には価格を抑えた最低限のCPUクーラーといった感じです。
販売売価は3,000円少々。安いと言えば安いですが、このくらい出すならサードパーティー製のCPUクーラーを買ったほうがよさそうな微妙な価格であります。「純正」という信用に対して妥当な価格であると感じるか否かが購入のポイントとなるでしょう。
さて、次回はIntel Core i7-5960X Extreme環境を使って、TS13AがTDP 140WクラスのCPUをどの程度冷やせるのかをチェックしてみたいと思います。
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