何度も購入を検討しながらも、「レンズ揃えられる財力ないし…」「APS-C専用レンズ持っているし…」「そもそも高いし…」と、色んな理由を付けて断念してきたのですが、とうとう我慢できずに買ってしまいました。

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"フルサイズKiss"とも称される35mmセンサー搭載の廉価モデル


  キヤノンの『EOS 6D』は、有効画素数2,020万画素の35mmフルサイズCMOSセンサーを備えたデジタル一眼レフカメラです。フルサイズですよ、フルサイズ!

 従来、デジタル一眼レフカメラのラインナップにおいて、APS-Cセンサー搭載の上位機種と35mmフルサイズセンサー搭載機の間には、極めて大きな価格差が存在していました。そこを埋める形で投入された35mmセンサー搭載の廉価モデルこそが、キヤノンの『EOS 6D』です。ちなみに、ライバルのニコンも同じポジションに『D600』を投入しています。

 カメラ本体のみで10万円後半という価格の製品を指して、廉価と言うのも恐ろしいところではありますが、上位の『EOS 5D Mark III』と比べれば、確かに安い価格ではあります。私にこれ以上の価格はムリですね…。

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F4通しのLレンズ『EF24-105mm F4L IS USM』


 『EOS 6D』には2つのレンズキットが用意されていますが、私が購入したのは安価な『EF24-105mm F4L IS USM』の方です。

 画質面での評価は、より新しく高価な『EF24-70mm F4L IS USM』の方が上なので、正直そっちが欲しい気持ちはあったのですが、単焦点レンズを揃えるまでのつなぎと割り切って、安い方を選びました。

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 つなぎとして選んだ安い方のズームレンズとは言え、キヤノンがプロ品質と謳うLレンズを手にしたのは初めてなので、時間に余裕が出来たら色々撮って試してみたいところです。



使うのが憚られていた高感度が使い物になる『EOS 6D』


 まだ大して使っていないので、『EOS 60D』と操作の違い(特にライブビュー時の拡大表示と、撮影した写真のプレビュー時の拡大縮小)に慣れていませんが、ISO感度を高く設定した際のノイズが大きく低減されているのが印象的です。『EOS 60D』を使っている時は、ISO 3200以上の設定での撮影は躊躇われましたが、EOS 60DならISO 6400で撮った写真でも十分に見られる出来になっています。

 おかげで、手ぶれ補正のないレンズでの手持ち撮影が非常に簡単になりました。正直、ここまで違うものとは思っていなかったので、金銭的には相当な痛手でしたが、かなり満足の行く買い物が出来たと思います。

 Ivy-EなどのPCパーツ予算が完全に消滅したことはひとまず忘れて、しばらくは『EOS 6D』での撮影を愉しみたいと思います。