Seagateから先日発売となったSSHD(Solid State Hybrid Drive)「Laptop SSHD」の1.0TBモデル『ST1000LM014』 を買ってみました。
SeagateがSSDのスピードとHDDの大容量を組み合わせ持つストレージデバイスであると謳うSSHD「Laptop SSHD シリーズ」は、2.5インチHDDに8GBのNANDフラッシュを搭載したハイブリッドHDDです。NANDフラッシュについては、SLCタイプのチップを載せていた前世代の「Momentus XT シリーズ」とは違い、MLCタイプのNANDフラッシュを搭載しています。
「Laptop SSHD シリーズ」は、SeagateのハイブリッドHDDとしては、2006年にコンシューマ向け製品として発売した「Momentus 5400 PSD」から数えて第3世代製品となる製品です。SSDの台頭によって、すっかり存在感の薄くなったハイブリッドHDDですが、ノートPCのように搭載可能なストレージデバイスの数に限りがある環境では、容量とパフォーマンスの両立を可能にする存在になりえる可能性を秘めたデバイスと言えるでしょう。
今回購入した「Laptop SSHD シリーズ」の1.0TBモデル『ST1000LM014』 は、9.5mm厚の筐体を採用した2.5インチドライブです。インターフェースはSATA 6.0Gbpsに対応し、Native Command Queuing(NCQ)をサポートしています。
『ST1000LM014』の外観は2.5インチHDDとほぼ同じで、一見してSSHDであると分かるような特徴は持っていません。筐体底面に備えられた制御基板もチップが内側に実装されているため、そのままでは搭載されているNANDフラッシュなどを確認できません。
ただ、制御基板はプラスの精密ドライバーさえあれば、容易に取り外すことが可能です。そこで、今回は制御基板を取り外して、基板に実装されているチップの写真を紹介します。
というわけで、『ST1000LM014』のNANDフラッシュとDRAMキャッシュは、ともにSAMSUNG製のチップが使われているようですね。DRAMキャッシュの方は、少しググればDDR2-800の64MBメモリであることが分かるのですが、NANDフラッシュの方は型番を検索してもヒットしません。ただ、基板に実装されているのは1チップだけなので、1チップの容量は8GB(64Gbit)で間違いなさそうです。
さて、次回の更新では手持ちのSSD/HDDとのパフォーマンス比較を実施したいと考えています。果たして、SSD並みのパフォーマンスを実現するという、Seagateの謳い文句通りの結果となるでしょうか。
8GBのNANDフラッシュを備える新生ハイブリッドHDD
SeagateがSSDのスピードとHDDの大容量を組み合わせ持つストレージデバイスであると謳うSSHD「Laptop SSHD シリーズ」は、2.5インチHDDに8GBのNANDフラッシュを搭載したハイブリッドHDDです。NANDフラッシュについては、SLCタイプのチップを載せていた前世代の「Momentus XT シリーズ」とは違い、MLCタイプのNANDフラッシュを搭載しています。
「Laptop SSHD シリーズ」は、SeagateのハイブリッドHDDとしては、2006年にコンシューマ向け製品として発売した「Momentus 5400 PSD」から数えて第3世代製品となる製品です。SSDの台頭によって、すっかり存在感の薄くなったハイブリッドHDDですが、ノートPCのように搭載可能なストレージデバイスの数に限りがある環境では、容量とパフォーマンスの両立を可能にする存在になりえる可能性を秘めたデバイスと言えるでしょう。
今回購入した「Laptop SSHD シリーズ」の1.0TBモデル『ST1000LM014』 は、9.5mm厚の筐体を採用した2.5インチドライブです。インターフェースはSATA 6.0Gbpsに対応し、Native Command Queuing(NCQ)をサポートしています。
Seagate『ST1000LM014』 〜 主要スペック | |
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容量 | 1.0TB |
回転速度 | 5400rpm |
NANDフラッシュ | 8GB MLC |
DRAMキャッシュ | 64MB |
インターフェース | SATA 6.0Gbps(3.0Gbps/1.5Gbps互換) |
筐体 | 2.5インチ / 9.5mm厚 |
写真で基板&搭載チップをチェック
『ST1000LM014』の外観は2.5インチHDDとほぼ同じで、一見してSSHDであると分かるような特徴は持っていません。筐体底面に備えられた制御基板もチップが内側に実装されているため、そのままでは搭載されているNANDフラッシュなどを確認できません。
ただ、制御基板はプラスの精密ドライバーさえあれば、容易に取り外すことが可能です。そこで、今回は制御基板を取り外して、基板に実装されているチップの写真を紹介します。
次回はパフォーマンス比較を実施予定
というわけで、『ST1000LM014』のNANDフラッシュとDRAMキャッシュは、ともにSAMSUNG製のチップが使われているようですね。DRAMキャッシュの方は、少しググればDDR2-800の64MBメモリであることが分かるのですが、NANDフラッシュの方は型番を検索してもヒットしません。ただ、基板に実装されているのは1チップだけなので、1チップの容量は8GB(64Gbit)で間違いなさそうです。
さて、次回の更新では手持ちのSSD/HDDとのパフォーマンス比較を実施したいと考えています。果たして、SSD並みのパフォーマンスを実現するという、Seagateの謳い文句通りの結果となるでしょうか。
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