円安やらチップ価格の高騰やらでDRAMやフラッシュメモリ搭載製品の価格が高騰している中、240GBの容量ながら16,480円で販売されていたCFDブランドのSSD『CSSD-S6T240NTS2Q』を購入してみました。

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SandForceベースのカスタムコントローラを搭載


 CFDブランドの『CSSD-S6T240NTS2Q』は、SATA 6.0Gbpsに対応したTOSHIBA製の240GB SSD「THNSNS240GBSP」をCFDブランドの製品として発売したものです。同じ「THNSNS240GBSP」をベースにした製品としては、アイ・オー・データの『SSDN-3T240B』があります。

 スペック的には、シーケンシャルリードが最大520MB/sec、シーケンシャルライトは最大430MB/secと謳われています。なお、NANDフラッシュのタイプは「MLC」で、コントローラチップは非公開とされていますが、前述のアイ・オー・データ『SSDN-3T240B』を分解したITmediaの記事によれば、「THNSNS240GBSP」のコントローラチップはSandForce製コントローラベースの『TOSHIBA TC58NC5HJ8GSB-01』、NANDフラッシュは『TOSHIBA TH58TEG8DBHBASC』が採用されているようです。


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CrystalDiskInfo & CrystalDiskMarkの実行結果


 先に紹介したITmediaの記事では詳細なベンチマークが行われているので、そちらの方が参考になるかとは思いますが、一応「CrystalDiskInfo」と「CrystalDiskMark」の実行結果のスクリーンショットを撮ってみました。

 ITmediaでは、複数回テストを行っているうちに速度低下が発生したとしていますから、開封したばかりの測定結果である以下のスクリーンショットは、実運用でのパフォーマンスとはかなり違ったものになる可能性がありますね。

CrystalDiskInfo
ランダム
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16,480円なら魅力は十分な240GB SSD


 ベンチを走らせると速度低下は結構気になるかもしれませんが、本当の問題は速度低下が体感できるか否かという点ですね。今回購入した『CSSD-S6T240NTS2Q』はまだ本格的に使っていないので未知数ですが、出先用PCで使っている120GBモデルの『CSSD-S6T120NTS2Q』は、体感的には十分快適に使えている印象です。

 ともあれ、速度低下があることを加味しても、そう悪くないパフォーマンスを持ったSSDではあることは確かなので、16,480円という価格は、なかなかお買い得な気がしますね。

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