最近、「でもそれ、Retinaじゃないんでしょう?」が口癖になっている瀬文茶でございます。

 1年とちょっと前の2011年12月、Acerの10.1インチタブレット『ICONIA TAB A500』を買ったのですが、冒頭の言葉が口癖になるくらいの高精細ディスプレイ信者となった私です。10.1インチで1280×800(149ppi)のディスプレイに我慢できるはずもなく、同じくAcerのAndroid 4.0搭載タブレットで、A500の後継機種でもある『ICONIA TAB A700-S16S』を購入しました。

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◆ 1920×1200ドットの10.1インチ液晶搭載。でもそれ、Retinaじゃ…

 『ICONIA TAB A700-S16S』は、1920×1200ドットの10.1インチIPS液晶を搭載したAndroid 4.0搭載タブレットで、CPUには1.3GHz動作のクアッドコアCPU『NVIDIA Tegra 3』を採用、その他、1GBのRAMと16GBの内蔵フラッシュメモリを搭載しています。

 なお、Android 4.0搭載タブレットとして発売された『ICONIA TAB A700』ですが、2012年11月よりAndroid 4.1へのアップデート配信されています。

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 「れてぃーな、れてぃーなぁー」などと言っている癖に、『ICONIA TAB A700-S16S』の1インチ当たりの画素数は224ドットであり、人間の網膜がピクセルを認識できる限界と言われる300ppiを超える、真のれてぃーな(?)には遠く満たない数値です。もっとも、現状の10インチ級タブレットPCで300ppiに達しているのは、日本では2月6日に発売されたばかりの『Nexus 10』のみとなっているので、まぁ仕方なかったのです。

 それでも、149ppiであった『ICONIA TAB A500』のディスプレイと並べれば一目でその差が分かる程度には高精細であり、その精細感だけでも買い替えるだけの価値はあったと思えるほどです。また、A500とA700のディスプレイを並べてみると、明らかにA500のタブレットは青みがかった発色であることが分かります。A700のディスプレイに関しては、A500からかなりレベルアップしている印象を受けます。

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▲ ICONIA TAB A700-S16S


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▲ ICONIA TAB A500-10S16

 最大の目的であったディスプレイのアップグレード的については満足のいく結果を得られたのですが、ディスプレイ額縁部分にAcerやICONIA TABロゴが刻印されてしまった所は残念だったりしますし、他にもいくつか前の方が良かったと思う所もあるのですが、その辺はまた後々ご紹介できればと思います。

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