10月末あたりから、アキバでは東芝”ブランドのSATA 3Gbps対応SSDが出回っており、64GB/128GB/256GBの3種類が容量の割には安い価格で販売されているようです。
特に買うつもりは無かったのですが、とある方に「中身(コントローラ)が気になる」と煽られた結果、私も中身への興味を抑えられなくなり購入してしまいました。購入したのは128GBモデルで、お値段は5,980円でした。
今回購入した”東芝ブランドのSSD”は、「X-gale」というシリーズ製品で、型番は『SA2-A128GA』となっています。パッケージはSSD本体と説明書のみというシンプルな構成で、ソフトや2.5→3.5インチマウンタなどは同梱されていません。
「CrystalDiskInfo 5.0.5 Shizuku Edition」によると、Trimをサポートしている他、TOSHIBA純正コントローラを搭載していたHG2 SeriesやHG3 Seriesでは対応していなかったNCQにも対応しているようです。
定番のベンチマークソフト「CrystalDiskMark 3.0.2c Shizuku Edition」のベンチ結果が下掲のスクリーンショットです。SS中に示していますが、テスト回数5回、テストサイズ1000MBという条件で、テストデータ「0fill」と「Random」をそれぞれ計測しました。
ちなみに、検証につかった機材は『Intel Core i7-3770K』+『GIGABYTE GA-Z77X-UP5 TH』という組み合わせのWindows 8(64bit)機です。
0fillとRandomの2パターンでテストしましたが、テストデータの種類によってリードやライトの転送速度はほとんど変化していません。どうやら、『SA2-A128GA』のコントローラは、SandForce系のようなデータ圧縮を行うタイプのコントローラではないようです。公称スペックはRead 250MB/s、Write 220MB/sという数字ですので、スコアとしてはスペック通りの妥当なものと言えます。ただ、CrystalDiskInfoでは対応となっていたNCQですが、NCQを利用してテストを行う「4K QD32」のスコアが、通常の「4K」のスコアからほとんど変化していません。これだと、非対応SSDの結果と変わりませんね。
ベンチマークを走らて初期不良の確認もできたところで分解してみましょう。当然ながら分解すると保証がなくなってしまうのでご注意を。
本体の4か所に配置されたネジはヘクサローブっぽいですが、1.5mmの六角レンチでも外すことができます。
コントローラはTOSHIBA印の「TC58NCF618GBT」で、NANDフラッシュも東芝印の「TH58NVG6D2FTA20」、キャッシュはMIRAの「P3R12E4JFF」でした。NANDフラッシュは16チップ構成なので1枚当たり8GBで、キャッシュはどうやら64MBなようですね。そして肝心のコントローラですが…これはどうやらJMicronのJMF618をカスタムしたコントローラのようです。
というか、この構成は「Kingston SSDNow V100 128GB SSD Review(Legit Reviews)」で紹介されているKingston『SSDNow V100 128GB』とまったく同じですね。ざっと見た感じ基板のレイアウトも同じようなので、同じOEM元の製品っぽいです。
という訳で、残念だが当然というか、TOSHIBA純正コントローラが載っているなんてことはありませんでした。まぁ、価格的に安いのは確かなのですが、SATA 6Gbps対応SSDもかなり安くなった現在、SATA 3Gbps止まりのこのSSDはさほどコストパフォーマンスが良い訳でもないので、そのあたりをどう考えるかですね。
特に買うつもりは無かったのですが、とある方に「中身(コントローラ)が気になる」と煽られた結果、私も中身への興味を抑えられなくなり購入してしまいました。購入したのは128GBモデルで、お値段は5,980円でした。
◆東芝 X-galeシリーズの128GBモデル『SA2-A128GA』 |
今回購入した”東芝ブランドのSSD”は、「X-gale」というシリーズ製品で、型番は『SA2-A128GA』となっています。パッケージはSSD本体と説明書のみというシンプルな構成で、ソフトや2.5→3.5インチマウンタなどは同梱されていません。
「CrystalDiskInfo 5.0.5 Shizuku Edition」によると、Trimをサポートしている他、TOSHIBA純正コントローラを搭載していたHG2 SeriesやHG3 Seriesでは対応していなかったNCQにも対応しているようです。
定番のベンチマークソフト「CrystalDiskMark 3.0.2c Shizuku Edition」のベンチ結果が下掲のスクリーンショットです。SS中に示していますが、テスト回数5回、テストサイズ1000MBという条件で、テストデータ「0fill」と「Random」をそれぞれ計測しました。
ちなみに、検証につかった機材は『Intel Core i7-3770K』+『GIGABYTE GA-Z77X-UP5 TH』という組み合わせのWindows 8(64bit)機です。
0fillとRandomの2パターンでテストしましたが、テストデータの種類によってリードやライトの転送速度はほとんど変化していません。どうやら、『SA2-A128GA』のコントローラは、SandForce系のようなデータ圧縮を行うタイプのコントローラではないようです。公称スペックはRead 250MB/s、Write 220MB/sという数字ですので、スコアとしてはスペック通りの妥当なものと言えます。ただ、CrystalDiskInfoでは対応となっていたNCQですが、NCQを利用してテストを行う「4K QD32」のスコアが、通常の「4K」のスコアからほとんど変化していません。これだと、非対応SSDの結果と変わりませんね。
◆分解!SA2-A128GA 〜 コントローラは東芝印の… |
ベンチマークを走らて初期不良の確認もできたところで分解してみましょう。当然ながら分解すると保証がなくなってしまうのでご注意を。
本体の4か所に配置されたネジはヘクサローブっぽいですが、1.5mmの六角レンチでも外すことができます。
コントローラはTOSHIBA印の「TC58NCF618GBT」で、NANDフラッシュも東芝印の「TH58NVG6D2FTA20」、キャッシュはMIRAの「P3R12E4JFF」でした。NANDフラッシュは16チップ構成なので1枚当たり8GBで、キャッシュはどうやら64MBなようですね。そして肝心のコントローラですが…これはどうやらJMicronのJMF618をカスタムしたコントローラのようです。
というか、この構成は「Kingston SSDNow V100 128GB SSD Review(Legit Reviews)」で紹介されているKingston『SSDNow V100 128GB』とまったく同じですね。ざっと見た感じ基板のレイアウトも同じようなので、同じOEM元の製品っぽいです。
という訳で、残念だが当然というか、TOSHIBA純正コントローラが載っているなんてことはありませんでした。まぁ、価格的に安いのは確かなのですが、SATA 6Gbps対応SSDもかなり安くなった現在、SATA 3Gbps止まりのこのSSDはさほどコストパフォーマンスが良い訳でもないので、そのあたりをどう考えるかですね。
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