先にFX-8150の末路を書いてしまいましたが、土曜日に秋葉原のOVERCLOCK WORKSさんで行われた、AMD FXのオーバークロックイベント会場の一部をお借りして、T-ShooterでES品じゃないリテール版の8コア版AMD FXのオーバークロックにチャレンジしてきました。
…T-ShooterでES品じゃないリテール版の8コア版AMD FXのオーバークロックにチャレンジしてきました。(大事な言い訳なので二回言いました)
発売日に購入した『FX-8150(水冷バンドルセット)』ですが、その日のうちにできたのはブログ用の写真撮影だけで、結局CPUに通電したのはイベント会場についてT-Shooterをセッティングしてからでした。つまり、この『FX-8150』はパッケージから出して以降、最初から最期までT-Shooterと共にあったということになりますね。
さて、そんな『FX-8150』ですが、結果としては2コアで7798.15MHzまで到達することができました。
8コアでは6GHz前半で既に怪しく、2コアにして1.85Vを加えても7.1〜7.2GHz程度の耐性だったのでハズレかと思いましたが、1.9Vを突っ込んで一気に7.7GHz台まで伸びるようになってくれました。ただ、それ以上電圧を加えてもほとんどクロックは伸びず、最終的には1.95Vで悪あがきしている時に逝ってしまいました。
通電してからわずか三時間ほどの短い生涯で、8GHzに到達するという夢も叶いませんでしたが、T-Shooterを使った極冷としては最高クロックとなる7.79GHzを記録し、外す際にも見事なスッポンを披露してくれたことは良い思い出になりました。
やる前から焼くような気はしていたものの、思いのほか早い段階で『FX-8150』が逝ってしまったため、その場で『FX-8120』を購入して再チャレンジしてみました。
…結果から言えば、7GHzにすら届かない残念な個体でございました。電圧的には1.85V以上は電圧を入れてもまったく反応しない個体でした。今後有効にするコアが指定できるようになったり、CPU倍率をコア毎かモジュール毎に変更できるようになれば伸びる可能性もありますが、現状ではどうしようもありませんね…。
流石にこれだけではどうしようもない結果だったので、8コア全てを有効にした状態で6GHzにオーバークロックし、CINEBENCH R11.5を実行するデモンストレーションをやってみました。電圧を1.865Vも加えていたこともあり、フルスレッド負荷時の消費電力は500Wを超えるほどでしたが、「9.64」というスコアを記録しました。一応うちの常用機(Core i7-2600K 4.8GHz、スコア:9.03)よりは高いスコアですね。
▲ ちなみに、CINEBENCH上のCPUクロックが5GHzになっているのは、起動後にクロックを上げているからです。
『FX-8150』を失い、外れの『FX-8120』を引いてしまうという有様でしたが、『FX-8150』ではまずまずの記録が出せましたし、個体差の大きさを再確認できたということで、個人的にはそれなりに得るものもありました。とりえず、「電圧を上げすぎるのはよくない(キリッ」ですねw
もう少しちゃんと言えば、3つ試したAMD FXは3種類とも電圧に対する反応が異なっており、2Vまでジリジリ耐性が向上していった『FX-4100』のような個体もあれば、1.85V以降まったく反応しない『FX-8120』のような個体もあります。電圧に反応するCPUであれば限界まで挑戦する価値もありますが、反応しないCPUに掛けてもただ石を殺すリスクがあがるだけでリターンがないので、早めにこの辺を見極められれば、CPUを殺さずに温存できるかもしれません。
使っているマザーボードが『SABERTOOTH 990FX』ということもあり、ROGシリーズの『CROSSHAIR V Formula』に比べBIOSの設定項目の更新も遅れている状況ですので、現状無理に記録を求めて良いCPUを殺してしまうくらいなら、もう少し温存しておいた方が良いのでしょうね。
ちなみに、当日のイベントの様子は、AKIBA PC Hotline!さんと週アスPLUSさんで紹介されています。
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・AKIBA PC Hotline!
…『AMD FXのOCイベント実施、8GHzには達せず』
・週アスPLUS
…『8GHzの壁は厳しかった 8コア『FX-8150』のオーバークロックイベント1位は7.993GHz』
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一番多くの方が来場されている時に『FX-8120』を廻していたので、リアルタイムでお見せできたデモとしては非常にしょっぱいものになってしまったのが残念でした。T-Shooterのグダグダなデモにお付き合いいただきありがとうございました。
…T-ShooterでES品じゃないリテール版の8コア版AMD FXのオーバークロックにチャレンジしてきました。(大事な言い訳なので二回言いました)
◆ 結局8GHzに届かず。最高クロックは7.798GHz止まり |
発売日に購入した『FX-8150(水冷バンドルセット)』ですが、その日のうちにできたのはブログ用の写真撮影だけで、結局CPUに通電したのはイベント会場についてT-Shooterをセッティングしてからでした。つまり、この『FX-8150』はパッケージから出して以降、最初から最期までT-Shooterと共にあったということになりますね。
さて、そんな『FX-8150』ですが、結果としては2コアで7798.15MHzまで到達することができました。
8コアでは6GHz前半で既に怪しく、2コアにして1.85Vを加えても7.1〜7.2GHz程度の耐性だったのでハズレかと思いましたが、1.9Vを突っ込んで一気に7.7GHz台まで伸びるようになってくれました。ただ、それ以上電圧を加えてもほとんどクロックは伸びず、最終的には1.95Vで悪あがきしている時に逝ってしまいました。
通電してからわずか三時間ほどの短い生涯で、8GHzに到達するという夢も叶いませんでしたが、T-Shooterを使った極冷としては最高クロックとなる7.79GHzを記録し、外す際にも見事なスッポンを披露してくれたことは良い思い出になりました。
◆ まだ時間があったのでFX-8120を購入して再チャレンジ。 しかし… |
やる前から焼くような気はしていたものの、思いのほか早い段階で『FX-8150』が逝ってしまったため、その場で『FX-8120』を購入して再チャレンジしてみました。
…結果から言えば、7GHzにすら届かない残念な個体でございました。電圧的には1.85V以上は電圧を入れてもまったく反応しない個体でした。今後有効にするコアが指定できるようになったり、CPU倍率をコア毎かモジュール毎に変更できるようになれば伸びる可能性もありますが、現状ではどうしようもありませんね…。
流石にこれだけではどうしようもない結果だったので、8コア全てを有効にした状態で6GHzにオーバークロックし、CINEBENCH R11.5を実行するデモンストレーションをやってみました。電圧を1.865Vも加えていたこともあり、フルスレッド負荷時の消費電力は500Wを超えるほどでしたが、「9.64」というスコアを記録しました。一応うちの常用機(Core i7-2600K 4.8GHz、スコア:9.03)よりは高いスコアですね。
▲ ちなみに、CINEBENCH上のCPUクロックが5GHzになっているのは、起動後にクロックを上げているからです。
◆ まとめ 〜 電圧を上げすぎるのはよくない(キリッ 〜 |
『FX-8150』を失い、外れの『FX-8120』を引いてしまうという有様でしたが、『FX-8150』ではまずまずの記録が出せましたし、個体差の大きさを再確認できたということで、個人的にはそれなりに得るものもありました。とりえず、「電圧を上げすぎるのはよくない(キリッ」ですねw
もう少しちゃんと言えば、3つ試したAMD FXは3種類とも電圧に対する反応が異なっており、2Vまでジリジリ耐性が向上していった『FX-4100』のような個体もあれば、1.85V以降まったく反応しない『FX-8120』のような個体もあります。電圧に反応するCPUであれば限界まで挑戦する価値もありますが、反応しないCPUに掛けてもただ石を殺すリスクがあがるだけでリターンがないので、早めにこの辺を見極められれば、CPUを殺さずに温存できるかもしれません。
使っているマザーボードが『SABERTOOTH 990FX』ということもあり、ROGシリーズの『CROSSHAIR V Formula』に比べBIOSの設定項目の更新も遅れている状況ですので、現状無理に記録を求めて良いCPUを殺してしまうくらいなら、もう少し温存しておいた方が良いのでしょうね。
ちなみに、当日のイベントの様子は、AKIBA PC Hotline!さんと週アスPLUSさんで紹介されています。
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・AKIBA PC Hotline!
…『AMD FXのOCイベント実施、8GHzには達せず』
・週アスPLUS
…『8GHzの壁は厳しかった 8コア『FX-8150』のオーバークロックイベント1位は7.993GHz』
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一番多くの方が来場されている時に『FX-8120』を廻していたので、リアルタイムでお見せできたデモとしては非常にしょっぱいものになってしまったのが残念でした。T-Shooterのグダグダなデモにお付き合いいただきありがとうございました。
コメント
コメント一覧 (2)
某巨大掲示板のスレッドで、T-Shooterじゃないか!みたいなレスが何個かついてましたねー
T-Shooterがいまでも忘れられていないのは素晴らしいことですね〜。