いまだ対応記事を一個も投稿していないという有様ですが、今年の頭に定めたCPUクーラー検証レギュレーション for LGA 1155用に用意していた検証マザー『P8P67 Rev3.0』を、用途変更することにしました。さしあたってIntel Core i7-2600Kを取り外さなければならないため、『P8P67 Rev3.0』の新たな相棒になるCPUを買ってきました。

 それがこちらの『Pentium G620T』です。

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 モデルナンバーの末尾に、IntelがT-Shooterでの動作を保証したモデルに付与するアルファベット「T」を持つこのCPUは、定格2.2GHz動作のCPUコア2つと、DirectX 10.1対応の内蔵GPU「Intel HD Graphics」を備えながら、TDP 35Wという低発熱かつ省電力なCPUです。このTDPなら、T-Shooterで安定動作を保証するというのも頷けます。(当然ながらT-Shooterがらみの部分は嘘です。)

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 CPUクーラーには極めて薄型のものが同梱されており、CPUクーラーの設置スペースが限られる省スペースケースなどへの組み込みに配慮しているようです。ちなみに、ヒートシンク部分はベースを含めアルミ製で、ファンはDELTAの11枚羽のものが採用されていました。

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 余談ですが、Intelのリテールクーラーは同じ型番の製品であっても、リテールクーラーの仕様が異なっているものが存在します。搭載ファンのメーカーとして、Foxxcon、NIDEC、DELTAなどがあることをご存じの方は結構おられるのではないかと思いますが、実はヒートシンク部分も微妙に違っている場合があります。複数個お持ちの方は確認してみると面白いかもしれません。

 ちなみに、私はファンのメーカーが複数あるのは知っていましたが、ヒートシンクの形状が違うのはごく最近まで知りませんでした。教えてもらった時に「へぇ、あの瀬文茶がそんなことも知らないんだw」(脳内補正済み)的なことを言われて、ちょっと悔しい思いをしました。

 CPUのベンチなどはそのうち、ということで。