Intel純正Mini-ITXマザーボード第3弾『D945GCLF』の検証記事その2です。"その2"ではWindows XP環境でのパフォーマンス検証がメインとなっています。
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・『D945GCLF』の検証記事
…『Intel純正Mini-ITXマザー第3弾『D945GCLF』 検証その1』
…『Intel純正Mini-ITXマザー第3弾『D945GCLF』 検証その2』
…『Intel純正Mini-ITXマザー第3弾『D945GCLF』 検証その3』
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・『D945GCLF』の検証記事
…『Intel純正Mini-ITXマザー第3弾『D945GCLF』 検証その1』
…『Intel純正Mini-ITXマザー第3弾『D945GCLF』 検証その2』
…『Intel純正Mini-ITXマザー第3弾『D945GCLF』 検証その3』
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◆ 検証環境&比較環境
今回『D945GCLF』の検証を行うに当たり、比較用に初代Intel純正Mini-ITXマザーボード『D201GLYL』と、元祖Hyper-Threading Technology対応CPUのPentium 4 シリーズの最新版『Pentium 4 631』を用意しました。
なお、『Pentium 4 631』本来の動作クロックは3.0GHz@1.3Vですが、今回は『Atom 230』に合わせるためベースクロックを106MHzまでアンダークロックした状態でCPU電圧を1.05Vに引き下げています。
◆ CPU性能比較1 〜Sandra XII SP2c 14.24〜
まずは気になる『Atom 230』のパフォーマンスを確認する為、SiSoftwareのベンチマークソフト「Sandra XII SP2c 12.42」のスコア比較を行いました。
『Atom 230』の結果を中心に見てみると、CPUの整数演算能力と浮動小数点演算能力を測定するCPU Arithmeticの結果では、Hyper-Threadingを有効にした状態で『Celeron 215』とほぼ同等のスコアとなっているものの、同じくHyper-Threadingを有効にしたPentium 4には浮動小数点演算能力で及ばないという結果になっています。
ただし、拡張命令セットを含めたCPUの演算能力を測定するCPU Multi-Mediaでは『Atom 230』が飛びぬけて高いスコアを叩き出しています。比較用に用意したCPUの中で『Atom 230』だけが"SSSE3"に対応している事が影響しているのかもしれませんね。
◆ CPU性能比較2 〜CrystalMark 2004R3〜
続いて、CrystalMark 2004R3のCPUテスト項目であるALUとFPUのスコアを比較してみました。
CrystalMark 2004R3やSandra XII SP2cは、Hyper-Threadingによる仮想コアも含めCPUコア数がスコアに反映されやすいベンチマークソフトなので、Hyper-Threadingを有効時の『Atom 230』や『Pentium 4』が『Celeron 215』とほぼ互角のスコアを出していますが、Hyper-Threading無効時の『Atom 230』のスコアをご覧頂ければお分かり頂けるように、シングルスレッドの処理能力はYonahコアを採用している『Celeron 215』が圧倒的に高いという結果になっています。
つまり、マルチスレッディングに対応しているアプリケーションならば『Atom 230』は『Celeron 215』に匹敵するパフォーマンスを発揮できるものの、マルチスレッディング非対応アプリケーションでは明らかに『Celeron 215』より劣る事になりそうです。
◆ CPU性能比較3 〜Super PI〜
ここまでマルチスレッド対応ベンチマークソフトの結果を2本紹介しましたが、次は代表的なシングルスレッドアプリケーションであるSuper PIを使って比較を行ってみました。
Super PIの結果では、3つのCPUの中で最も動作クロックの低い『Celeron 215』が61.031秒の最速タイムを記録しており、『Pnetium 4』が約20秒遅れの81.109秒、『Atom 230』に至っては30秒遅れの92.625秒となっています。
『Celeron 215』がSuper PIの得意な「Core Solo/Duo」と同じYonahコアを採用したCPUである事も、今回の検証で圧倒的なタイム差がついた事の理由の一つではありますが、Super PIにおける『Atom 230』のクロックあたりの処理能力は「Pentium 4」に及ばないという事になります。
もっとも、比較用の『Pentium 4』には2MBの大容量L2キャッシュが搭載されているので、その恩恵がタイム差に表れていると言えなくもありませんが…。
◆ CPU性能比較4 〜午後のこ〜だ&WME9〜
CPU性能比較の最後に、午後のこ〜だに搭載されているベンチマーク機能「午後べんち」と、Windows Media Encoder 9を使って検証を行いました。
なお、Windows Media Encoder 9の検証には約45秒(81.5MB)の動画ファイルを利用しています。
午後べんちの結果ではSuper PIに引き続き『Celeron 215』が最も高いスコアを記録しており、以下『Pentium 4』、『Atom 230 (HT有効)』、『Atom 230 (HT無効)』の順に続いています。
『Atom 230』のHyper-Threadingを有効時と無効時のスコアを見ていただければお分かり頂けるように、午後べんちはマルチスレッディングに対応していますが、2スレッドを使っても『Atom 230』では『Celeron 215』に及ばないという結果になっています。
これはWindows Media Encoder 9でも同様で、『Atom 230』はHyper-Threadingを有効にする事で劇的にパフォーマンスが向上しているものの、純粋なシングルコアで動作クロックも低い『Celeron 215』に差をつけられてしまっています。
クロックあたりの処理能力が高いCore系のアーキテクチャを採用している『Celeron 215』に、設計思想の異なる『Pentium 4』や『Atom 230』がクロック当たりの処理能力で劣っていることに関しては仕方ありませんが、こうした結果を見る限り『Atom 230』にCPU性能にはあまり期待しないほうが良いでしょう。
◆ キャッシュ性能&メモリ帯域
CPUの比較検証がひと段落したところで、次はSandra XII 2008 SP2cのMemory BandwidthとCache and Memoryを利用して、メモリ帯域とL1/L2キャッシュの性能を比較してみました。
メモリ帯域を測定するMemory Bandwidthでは、「Intel 945GC」を搭載している『D945GCLF (Atom 230)』が最も優秀なスコアを出しています。流石にSiS製チップセット採用の『D201GLYL (Celeron 215)』には負けられないと言ったところでしょうか。
チップセット的には「Intel 945GC」よりも新しい「Intel G33」を搭載した『GA-G33-DS3R』を利用している『Pentium 4』環境のスコアが悪いのは、ベースクロックを無理やり引き下げているため、他の環境のメモリがDDR2-533相当で動作しているのに対し、『Pentium 4』環境ではDDR2-424相当で動作している為と思われます。
◆ システム全体の消費電力とCPUの発熱
最後にワットチェッカーを使って測定したシステム全体の消費電力と、『Atom 230』のCPUヒートシンク温度の実測結果を比較してみました。
まず消費電力の比較グラフです。ロード時はStress Prime 2004を使ってすべてのCPUコアに負荷をかけた際の消費電力なのですが、『Atom 230』を搭載する『D945GCLF』はアイドル時に比べてわずか2Wしか増加していません。この為、アイドル時こそ『D201GLYL』と1W差になっているものの、ロード時には5Wにまで差を広げています。
この事から『Atom 230』自体の消費電力は4WというTDPが示してい通り非常に低い事がわかります。反面、トータルの消費電力で見た場合『D201GLYL』と大差がないのは搭載チップセットの消費電力が効いているからなのかも知れませんね。
『D945GCLF』ではCPU側にファンレスの小型ヒートシンクしか搭載されておらず、発熱的には大丈夫なのかと不安になるのですが、実際に触ってみるとほのかに温かい程度で『Atom 230』の低発熱さを実感する事ができます。むしろ同型のヒートシンクを搭載した『D201GLYL』のノースブリッジ(SiS 662)の方が遥かに熱いです。
今回の温度測定結果は、室温20度でケースに入れず測定したものなので実際にPCとして組み上げた場合は更に高い温度で動作すると思われますが、チップセット用ヒートシンクに搭載されている小型ファンのおかげである程度のエアフローは確保できているので、『D201GLY2』のような事はないと思われます。
◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇
CPU性能では『D201GLYL』に劣る『D945GCLF』ですが、そもそもこの手の製品の場合高いCPU性能は必要とされていないので、『Atom 230』のパフォーマンスは合格点を挙げられるのではないかと思います。
ただ、肝心の消費電力面ではもう少し差をつけて欲しかったというのが本音でもあります。せっかく低消費電力CPUを搭載しているのですから、チップセットも省電力にフォーカスしたものを組み合わせればもっと低消費電力な製品になっていたように感じるので残念です。もっとも、この製品は省電力Mini-ITXマザーとして作られたものではなく、新興市場向け製品なので仕方がないのかもしれません。
…それにしても今回比較用に用意した『Pentium 4 631』。購入する際はすっかり忘れていたのですが初期に出回ったB1 Stepping品はエラッタでEISTとC1Eが利用できないんですよね…。最近はB2 SteppingのPhenomでTLBエラッタがあると話題になりましたが、そういえばIntelにもこんなエラッタがありましたねぇ。
最安値情報 …coneco.netより
・Intel 『D945GCLF』
・Intel 『D201GLY2A』
・Intel 『D201GLY2』
・Intel 『D201GLYL』
今回『D945GCLF』の検証を行うに当たり、比較用に初代Intel純正Mini-ITXマザーボード『D201GLYL』と、元祖Hyper-Threading Technology対応CPUのPentium 4 シリーズの最新版『Pentium 4 631』を用意しました。
なお、『Pentium 4 631』本来の動作クロックは3.0GHz@1.3Vですが、今回は『Atom 230』に合わせるためベースクロックを106MHzまでアンダークロックした状態でCPU電圧を1.05Vに引き下げています。
◆ CPU性能比較1 〜Sandra XII SP2c 14.24〜
まずは気になる『Atom 230』のパフォーマンスを確認する為、SiSoftwareのベンチマークソフト「Sandra XII SP2c 12.42」のスコア比較を行いました。
『Atom 230』の結果を中心に見てみると、CPUの整数演算能力と浮動小数点演算能力を測定するCPU Arithmeticの結果では、Hyper-Threadingを有効にした状態で『Celeron 215』とほぼ同等のスコアとなっているものの、同じくHyper-Threadingを有効にしたPentium 4には浮動小数点演算能力で及ばないという結果になっています。
ただし、拡張命令セットを含めたCPUの演算能力を測定するCPU Multi-Mediaでは『Atom 230』が飛びぬけて高いスコアを叩き出しています。比較用に用意したCPUの中で『Atom 230』だけが"SSSE3"に対応している事が影響しているのかもしれませんね。
◆ CPU性能比較2 〜CrystalMark 2004R3〜
続いて、CrystalMark 2004R3のCPUテスト項目であるALUとFPUのスコアを比較してみました。
CrystalMark 2004R3やSandra XII SP2cは、Hyper-Threadingによる仮想コアも含めCPUコア数がスコアに反映されやすいベンチマークソフトなので、Hyper-Threadingを有効時の『Atom 230』や『Pentium 4』が『Celeron 215』とほぼ互角のスコアを出していますが、Hyper-Threading無効時の『Atom 230』のスコアをご覧頂ければお分かり頂けるように、シングルスレッドの処理能力はYonahコアを採用している『Celeron 215』が圧倒的に高いという結果になっています。
つまり、マルチスレッディングに対応しているアプリケーションならば『Atom 230』は『Celeron 215』に匹敵するパフォーマンスを発揮できるものの、マルチスレッディング非対応アプリケーションでは明らかに『Celeron 215』より劣る事になりそうです。
◆ CPU性能比較3 〜Super PI〜
ここまでマルチスレッド対応ベンチマークソフトの結果を2本紹介しましたが、次は代表的なシングルスレッドアプリケーションであるSuper PIを使って比較を行ってみました。
Super PIの結果では、3つのCPUの中で最も動作クロックの低い『Celeron 215』が61.031秒の最速タイムを記録しており、『Pnetium 4』が約20秒遅れの81.109秒、『Atom 230』に至っては30秒遅れの92.625秒となっています。
『Celeron 215』がSuper PIの得意な「Core Solo/Duo」と同じYonahコアを採用したCPUである事も、今回の検証で圧倒的なタイム差がついた事の理由の一つではありますが、Super PIにおける『Atom 230』のクロックあたりの処理能力は「Pentium 4」に及ばないという事になります。
もっとも、比較用の『Pentium 4』には2MBの大容量L2キャッシュが搭載されているので、その恩恵がタイム差に表れていると言えなくもありませんが…。
◆ CPU性能比較4 〜午後のこ〜だ&WME9〜
CPU性能比較の最後に、午後のこ〜だに搭載されているベンチマーク機能「午後べんち」と、Windows Media Encoder 9を使って検証を行いました。
なお、Windows Media Encoder 9の検証には約45秒(81.5MB)の動画ファイルを利用しています。
午後べんちの結果ではSuper PIに引き続き『Celeron 215』が最も高いスコアを記録しており、以下『Pentium 4』、『Atom 230 (HT有効)』、『Atom 230 (HT無効)』の順に続いています。
『Atom 230』のHyper-Threadingを有効時と無効時のスコアを見ていただければお分かり頂けるように、午後べんちはマルチスレッディングに対応していますが、2スレッドを使っても『Atom 230』では『Celeron 215』に及ばないという結果になっています。
これはWindows Media Encoder 9でも同様で、『Atom 230』はHyper-Threadingを有効にする事で劇的にパフォーマンスが向上しているものの、純粋なシングルコアで動作クロックも低い『Celeron 215』に差をつけられてしまっています。
クロックあたりの処理能力が高いCore系のアーキテクチャを採用している『Celeron 215』に、設計思想の異なる『Pentium 4』や『Atom 230』がクロック当たりの処理能力で劣っていることに関しては仕方ありませんが、こうした結果を見る限り『Atom 230』にCPU性能にはあまり期待しないほうが良いでしょう。
◆ キャッシュ性能&メモリ帯域
CPUの比較検証がひと段落したところで、次はSandra XII 2008 SP2cのMemory BandwidthとCache and Memoryを利用して、メモリ帯域とL1/L2キャッシュの性能を比較してみました。
メモリ帯域を測定するMemory Bandwidthでは、「Intel 945GC」を搭載している『D945GCLF (Atom 230)』が最も優秀なスコアを出しています。流石にSiS製チップセット採用の『D201GLYL (Celeron 215)』には負けられないと言ったところでしょうか。
チップセット的には「Intel 945GC」よりも新しい「Intel G33」を搭載した『GA-G33-DS3R』を利用している『Pentium 4』環境のスコアが悪いのは、ベースクロックを無理やり引き下げているため、他の環境のメモリがDDR2-533相当で動作しているのに対し、『Pentium 4』環境ではDDR2-424相当で動作している為と思われます。
◆ システム全体の消費電力とCPUの発熱
最後にワットチェッカーを使って測定したシステム全体の消費電力と、『Atom 230』のCPUヒートシンク温度の実測結果を比較してみました。
まず消費電力の比較グラフです。ロード時はStress Prime 2004を使ってすべてのCPUコアに負荷をかけた際の消費電力なのですが、『Atom 230』を搭載する『D945GCLF』はアイドル時に比べてわずか2Wしか増加していません。この為、アイドル時こそ『D201GLYL』と1W差になっているものの、ロード時には5Wにまで差を広げています。
この事から『Atom 230』自体の消費電力は4WというTDPが示してい通り非常に低い事がわかります。反面、トータルの消費電力で見た場合『D201GLYL』と大差がないのは搭載チップセットの消費電力が効いているからなのかも知れませんね。
『D945GCLF』ではCPU側にファンレスの小型ヒートシンクしか搭載されておらず、発熱的には大丈夫なのかと不安になるのですが、実際に触ってみるとほのかに温かい程度で『Atom 230』の低発熱さを実感する事ができます。むしろ同型のヒートシンクを搭載した『D201GLYL』のノースブリッジ(SiS 662)の方が遥かに熱いです。
今回の温度測定結果は、室温20度でケースに入れず測定したものなので実際にPCとして組み上げた場合は更に高い温度で動作すると思われますが、チップセット用ヒートシンクに搭載されている小型ファンのおかげである程度のエアフローは確保できているので、『D201GLY2』のような事はないと思われます。
◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇
CPU性能では『D201GLYL』に劣る『D945GCLF』ですが、そもそもこの手の製品の場合高いCPU性能は必要とされていないので、『Atom 230』のパフォーマンスは合格点を挙げられるのではないかと思います。
ただ、肝心の消費電力面ではもう少し差をつけて欲しかったというのが本音でもあります。せっかく低消費電力CPUを搭載しているのですから、チップセットも省電力にフォーカスしたものを組み合わせればもっと低消費電力な製品になっていたように感じるので残念です。もっとも、この製品は省電力Mini-ITXマザーとして作られたものではなく、新興市場向け製品なので仕方がないのかもしれません。
…それにしても今回比較用に用意した『Pentium 4 631』。購入する際はすっかり忘れていたのですが初期に出回ったB1 Stepping品はエラッタでEISTとC1Eが利用できないんですよね…。最近はB2 SteppingのPhenomでTLBエラッタがあると話題になりましたが、そういえばIntelにもこんなエラッタがありましたねぇ。
最安値情報 …coneco.netより
・Intel 『D945GCLF』
・Intel 『D201GLY2A』
・Intel 『D201GLY2』
・Intel 『D201GLYL』
コメント
コメント一覧 (15)
うちのXP環境ではいくつか不具合を確認していますが、瀬文茶さんの環境ではどうでしょうか?
1.キーボードがUSB接続だと、BIOSメニューでハング
PS/2接続だと問題ないが、USB接続だとBIOSメニューを選択しているとハングする
2.シャットダウンを選ぶとリブートする
キーボードをUSB接続かつ、BIOSの電源設定で[Power→Keboard Select→Keybord 1 ]をenableにしているとシャットダウンせずにリブートする
→ disableにすると解決
3. スタンバイ(S3ステート)からの復帰ができない
スタンバイはできるが、PS/2機器のボタンもしくは電源ボタンを押して復帰させようとしても、画面が黒いままで復帰しない
上記現象が確認できるため、推測になりますが、ファーストリリースのBIOSは出来がよくないような気がします。
私の環境でも確認してみました。
なお、CPU-Zで確認したところBIOSは4月27日版となっています。
1.キーボードがUSB接続だと、BIOSメニューでハング
>発生せず。(今回の検証はすべてUSBキーボード&マウスで実施)
2.シャットダウンを選ぶとリブートする
>発生せず。(Keybord 1・disableどちらも問題なし)
3. スタンバイ(S3ステート)からの復帰ができない
>電源ボタンで復帰可能。
Mackyさんの環境で発生している不具合は、1と2がUSBキーボード利用時に発生している事からUSBキーボード自体の問題かもしれません。また、メモリエラーを疑ってみた方が良いかも知れません。
Memtest86+ 2.01
http://cowscorpion.com/Memory/Memtest86+.html
書き忘れていたんですが、メモリはチェック済みで、別のものにも交換していたんですが駄目でした。
だたし、メモリを交換した際、画面が復帰しないのは変わらずですが下記の通り挙動が変わります。
・メモリPC-6400 2GB NB→電源ボダンでの復帰時にHDD LED、PowerLED点滅
・メモリPC-6400 2GB CFD ELIXIR→電源ボタンでの復帰時にPowerLED点灯
*メモリは共にmemtest86+及び他の945M/B(GA-945GCMX-S2)でも動作確認済
OSはXP SP3及びVista SP1、ドライバ類もCD収録のものと最新のものに交換してみましたが、状況変わらずで、そのため、BIOS(4月27日版)の出来を疑ってみました。
ネットも調べたみたんですが情報が少なく、質問に答えて頂き大変助かりました。
あとUSBに何も接続していない状態で「不明なデバイス」が出てくることがあり、とりあえず「不明なデバイス」が出てきたポートをデバイスマネージャでディセーブルにしています。こちらもBIOS関係のBugかもしれません。
USBキーボードでのBIOS設定ハングは起きてますか。この動きからまずBIOSを疑ってみました。
また、Keyboard 1の設定も、「Select Keyboard 1 to allow a PS/2 keyboard to wake the system from the S5 state.」 という内容だったので、USBキーボードではdisableで良いと思い、こちらを変更した所、シャットダウン周りが改善できました。
なお、スタンバイ(S3)からの復帰時の動きをみてみたのですが
1.PS/2キーボード
2.USBキーボード
の順で存在をチェックし、PS/2キーボードが繋がっていないと、そこでハング(Power LED、HDD LED点滅)しているようです。
PS/2キーボードを接続すると、LEDの点滅表示がなくなり挙動が変わるものの、VGA BIOSのrepostが実行されていないためか、画面が表示されず復帰できないという感じになっています。
一つ突っ込みを…
Idol = ×
Idle = ○
海外の人も恐らく見に来ると思いますので、是非修正を。
ご指摘ありがとうございます。早速修正させていただきました。
IdolとIdleでは全然意味が違いますよね〜。(汗
945GCはチップセットの仕様上4GBまでメモリ認識できるため、メモリの相性検証を兼ねて、4GBモジュールで2GB越えできるか試してみました。
WinChip製DDR2-667 4GBモジュールを使用したのですが、残念ながらまったく認識しませんでした(電源を入れてもPowerLEDが点滅するだけ)。
ちなみに、このモジュールをG33M/B(GA-G33M-DS2R)で試した所、こちらでは正常に認識できました。
*最近出回った4GBモジュールとGIGAのP35M/Bで16GB認識の報告があったので、4GBモジュールを認識できたこととから、G33でも16GB認識ができそうな感じがします。
現実的な価格で4GBモジュールが登場してきたので、入手できたら私も色々試してみようと思っているのですが、D945GCLFはダメですか…。
4GBものメモリ容量がD945GCLFに必要かというと微妙なところですが、対応不可というのは残念です。
4GBモジュールは出回り始めたばかりですので、相性などで動いていない可能性も無きにしもあらず…という訳で、希望は捨てずに入手できれば一応私も試してみたいと思います。
・S3からの復帰時にEFI変数が正しく取得できない不具合修正
・最初のBOOT時にデバイス数が正しく取得できない不具合修正
・BIOSリカバリ時にBIOS IDチェックを追加
・Wake-On-Lan時の不具合修正
・HyperThreadingが無効にできない不具合修正
・USBリカバー時にBIOSがUSB2.0デバイスを認識できない不具合修正
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2007/1207/hot518.htm
瀬文茶さん>4GBモジュールですが、差込が甘かったようで、日をおいて再度きちんと差し込んだら認識しました。ただし、BIOSでの認識結果をみると瀬文茶さんが試されたのと同じで正常に値を認識できません。ただ、memtest86+の起動まではいけて、認識容量をみると64MBになってました。
ちなみに、自分が使ったのは↓です。
http://www.zionnet.co.jp/z-net_shopping/shop.cgi?order=&class=24&keyword=&FF=0&price_sort=&mode=p_wide&id=398&superkey=1
http://tw.giga-byte.com/Products/Motherboard/Products_Spec.aspx?ClassValue=Motherboard&ProductID=2521&ProductName=GA-945GCMX-S2
D945GCLF,GA-945GCMX-S2に乗っているチップセットのリビジョンは同じA2なのでスペック上は、FSBは1066MHz、メモリは4GBまで大丈夫な気がします。
2GBまでというのはリビジョンが古いもののデータシートでだったりしませんかね?