珍しいスペックのTFX電源をチェックしてみたって話です。

電源02


スリムケース「IW-CE685/300P」に入ってた電源


 IN WINのIP-P300HF7-2は、80PLUS Platinum認証を取得しているTFX規格の電源ユニット。自作PCをやっているとSFX電源はそこそこ目にしますが、TFX電源はなかなか触れる機会が少ないですね。


 なぜこの電源ユニットを持っていたのかと言えば、IN WINの電源付きスリムmicroATXケース「IW-CE685/300P」の内蔵電源にIP-P300HF7-2が採用されていたからです。

 IP-P300HF7-2は単品で1万円ほどの価格で販売されていますが、IW-CE685/300Pは現在、1.5万円弱で販売されています。自分が買ったのはA10-7800で一台PCを組もうとしていた時で、当時は1.25万円くらいでした。安いんですよね、IW-CE685/300P。

電源01


電源03




300Wで80PLUS Platinum認証な電源の変換効率は如何ほど?


 300Wという小容量で80OLUS Platinum認証を取得したTFX電源という、なかなか珍しいスペックのIP-P300HF7-2。

 その変換効率は如何ほどのものなのか、先日玄人志向の80PLUS Titanium電源をテストしたのと同じ条件で消費電力を測定してみました……が、さすがに容量的にIntel Core i7-5960XのOC環境でテストするのは厳しいので、テストはIntel Core i7-6700K環境のみで行っています。

テスト機材

消費電力

 まぁこんなものでしょうか。80PLUS Titanium認証の電源に遜色ない変換効率とも言えるし、容量的には有利そうな300W電源でも80PLUS Titanium認証電源には及ばないとも言えるでしょう。受け取り方はそれぞれですね。

 TFX電源という少ない選択肢の中で、「80PLUS Platinum認証を取得した高効率電源」というのが、IP-P300HF7-2の魅力でしょう。TFX電源を選ばざるを得ない状況なら、一考の価値はあるかもしれないですね。