3M ハイパーソフト放熱シート 5580Hを買ってみた、という話です。

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せっかく清掃するなら熱伝導シートだってフレッシュにしたい


 ある程度年季のはいったマザーボードやビデオカードには、ホコリが付着してなかなかとれなくなってしまいます。そんな時は、分解して清掃したい気持ちに駆られ、時には丸ごと水洗いしてしまったりもするわけですが、そこまでしてもスッキリきれいにできないのがヒートシンク裏に張り付けられた熱伝導シート。

 放熱用のヒートシンクとMOSFETやVRAMなどの間に貼り付ける熱伝導シートは、チップ形状に合わせて変形する柔らかい素材を使用しており、ヒートシンクを取り外した際に破けることもあります。また、ホコリがこびりつくと水で流した程度では取れません。

 せっかく基板とヒートシンクをピカピカに清掃したのに、ズタボロになった熱伝導シートをそのまま戻すのは気持ち悪い……ということで、購入してみたのが3Mの「ハイパーソフト放熱シート 5580H」。

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 非シリコン系素材を用いた絶縁性の高い放熱シートで、片面に軽い粘着性を持ち、熱伝導率3.0W/m・Kというスペック。サイズは100mm×100mm、厚みは0.5mm、1.0mm、1.5mm、2.0mmの4種類が用意さています。
※今回購入したのは0.5〜1.5mmの3種類。

 実際に貼り付けてみた感じでは、やや硬い感じはあるものの、実装部品と密着しているようで問題はなさそうです。3Mのハイパーソフト放熱シートには、より柔らかい「5589H シリーズ」も用意されているので、元々貼り付けられているシートが柔らかいタイプの場合、そちらを選んでみるもの良いかもしれません。

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3M ハイパーソフト放熱シート 5580H シリーズ (0.5、1.0、1.5、2.0mm厚)
3M ハイパーソフト放熱シート 5589H シリーズ (1.0、1.5mm厚)