X99S SLI PLUSは、ボード上に2つのUEFI用フラッシュROMを備えており、これを切り替えて利用するMulti-BIOS スイッチが実装されています。今回はこのMulti-BIOS スイッチについてチェックします。

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異なるバージョンのUEFIでも切り替え可能なMulti-BIOSスイッチ


 MSI X99S SLI PLUSのMulti-BIOSスイッチは、基板上に実装された2つのフラッシュROMを切り替えて利用するためのスイッチで、これを切り替えることで任意のフラッシュROMに書き込まれたUEFI(BIOS)でシステムを起動することができます。この際、フラッシュROMには異なるバージョンのUEFIを記録しておくことも可能です。

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写真中央のDIPスイッチが「Multi-BIOS スイッチ」

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2つ実装されたフラッシュROM。左がB_BIOS、右はA_BIOSと表記されています。

 オーバークロックで遊ぶような場合、異なるバージョンのUEFIを任意に切り替えられるのは、いちいち書き換えることなく、複数のUEFIでの挙動を比較して試せるのは便利ですね。



書き換えに失敗した場合の復旧も可能


 このMulti-BIOSスイッチを利用することで、UEFIの書き換えに失敗して起動不可能になってしまったフラッシュROMの復旧を行うこともできます。

 フラッシュROMの復旧には、DOS起動ディスクを使い、アップデートツールのAFUDOS.EXEを実行します。

 まずは起動できる方のフラッシュROMを用いて、DOS起動ディスクでブートします。DOSが起動してAFUDOS.EXEの実行準備が整った段階で、Multi-BIOSスイッチを起動不可に陥ったフラッシュROMに切り替えます。システム起動中に切り替えてはダメ!と書かれているMulti-BIOS スイッチですが、この時は通電中にスイッチを切り替えることになります。

 で、あとはAFUDOS.EXEを実行してUEFIの書き換えを実行。完了したら再起動してフラッシュROMの復旧は完了となります。

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まずは起動可能なフラッシュROMでDOS起動ディスクをブートします。

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AFUDOS.EXEの実行準備が整ったら、ここでMulti-BIOS スイッチを操作します。

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スイッチを操作して起動不可能になったフラッシュROMに切り替えます。

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AFUDOS.EXEを実行して、UEFIの更新作業を実行。