今回は、AMDのブロガー勉強会で頂戴したAPUとマザーボードの紹介です。先に言ってしまうと、今回の勉強会で提供された機材は、APU 『A10-7800』と、マザーボード『MSI A68HM-P33』でした。

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4CPU+8GPU搭載Kaveri 『AMD A10-7800』




 まずはAPUのA10-7800……と言っても、このA10-7800、以前のアンバサダーコンテストの時に頂いて解説しているんですよね。 アンバサダーコンテストについてはこちら

 ざっくり解説すれば、Steamrollerアーキテクチャ採用のCPUコアと、Graphics Core Nextアーキテクチャ採用のGPUコアを搭載するAMDの第4世代AシリーズAPUことKaveri、そのデスクトップ版の上から二番目にラインナップされているのが、A10-7800です。対応CPUソケットはSocket FM2+、旧仕様のSocket FM2では使えないのでご用心。

 A10-7800はフルスペック版のKaveriであり、4つのCPUコアと、8つのGPUコア(512基のStream Processor)を備えています。CPUコアの動作クロックは3.5GHz(TurboCORE時最大3.9GHz)、GPUコアは最大720MHzで動作。TDP設定機能である「Configurable TDP」に対応しており、TDPは45Wと65Wのデュアルスペックとなっています。

 最上位のA10-7850Kと比較すると、CPU倍率を変更してのオーバークロックが行えない一方、デフォルトのTDPを95Wから65Wに引き下げたことで、冷却や消費電力面での扱いやすさが向上しています。

 ちなみに、A10-7800を貰っておいてなんですが、今回の勉強会のテーマであったFluid Motion Videoを楽しむGPUとしては、より安く購入できるA8-7600の方がおすすめだったりします。A8-7600は、GPUコアが2コア削られた6GPUコアのKaveri(384基のSP)なので、GPUパフォーマンスで多少劣りますが、Fluid Motion Videoの必要用件は満たしています。




新チップセットA68搭載マザーボード 『MSI A68HM-P33』


 MSI A68HM-P33は、Socket FM2+に対応したmicroATX規格のマザーボード。チップセットに、新型のA68Hチップセットを搭載しています。

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 Socket FM2+マザーボードのチップセットと言えば、A88Xチップセットと言っても良い程度に、現在販売されているSocket FM2+マザーボードの多くがA88Xチップセットを採用しており、A68Hチップセットと言われてもあまりなじみが無いのではないかと思います。

 おおよそ型番から察しがつくとおり、A68HチップセットはA88Xチップセットよりも下位に位置する廉価版チップセットとして用意された新製品です。A88Xチップセットと比べてみると、USB3.0ポートが4ポートから2ポートに削減、SATA 6Gbpsが8基から4基にい削減、チップセットRAID機能からRAID 5が削除など、チップセットが提供する機能が削減されています。

 A68Hチップセットについてあらかた説明したところで、話をMSI A68HM-P33に戻します。MSI A68HM-P33はmicroATX規格に準拠していますが、244×244mmのフルサイズでは無く、横幅の狭い244×174mmの基板を採用。メモリスロット2本、ディスプレイ出力はDVIとD-Subのみと、必要最低限の装備となっています。

 装備的な豪華さは無いのですが、MSIの品質規格「MILITARY CLASS 4」に準拠しており、高品質なフェライトコア「SFC」の採用や、基板上の電解コンデンサにFPCAPの固体コンデンサを採用するなど、品質面ではそれなりのクオリティが実現されています。

 ただ、APUの使い方から考えると、HDMIポートかDisplayPortのどちらかくらいは欲しかったところですね。現在、MSI A68HM-P33は6,000円程度で購入できるので、A10/A8シリーズのような上級APUと組み合わせるより、とにかく安く組みたいとき、A6-7400Kのような下位APUと組み合わせるのが良さそうです。

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やや不釣合いな組み合わせながら、DDR3-2133動作も問題なし


 というわけで、今回頂戴した組み合わせは、マザーボードに対してAPUの方が豪華すぎて釣り合っていない感じですが、きちんとDDR3-2133での動作も可能です。

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 簡単にベンチマークテストを実行してみましたが、パフォーマンスもしっかり出ているように見えます。こうなってくると、ディスプレイ出力ポートが限られているのが惜しく感じますね。

 さて、簡単ではありますが、今回はここまで。次回はこの機材を使って、Fluid Motion Videoを試してみたいと思います。