IMG_0862


 宮川大好=サンはやっぱり面白かった
  宮川大好=サンは本当に滑らんなぁ
   Wasshoi !!


※AMDの勉強会レポートです


 去る11月25日、東京駅の目の前にある、丸の内トラストタワーの日本AMDで、「Fluid Motion Video」と「Catalyst X」に関するブロガー勉強会が開催されました。冒頭で紹介した宮川大好さんは、この勉強会の司会進行を務められた方です。


Catalyst Xこと「Catalyst Omega」


 勉強会の案内ではCatalyst Xと呼ばれていたもの。その正体は12月9日に正式発表となった新ドライバ「Catalyst Omega」のことでした。既にメディアで詳細が公開されていますが、多数の機能追加とバグフィックスが行われた大規模なアップデートとなっています。

 Catalyst Omegaが備える新機能のうち、勉強会で紹介された新機能を挙げると、ゲーム画面をディスプレイ解像度より高い解像度でレンダリングして縮小表示する「VIRTUAL SUPER RESOLUTION」、ディスプレイ側のリフレッシュレートをGPU側でコントロールする「FreeSync」、圧縮率の高い映像に生じたブロックノイズなどを低減する「CONTOUR REMOVAL」低解像度の映像のディティールを高める「1080p Detail Enhancement」などです。

 これら新機能のうち、VIRTUAL SUPER RESOLUTIONはNVIDIA Dynamic Super Resolution、FreeSyncはNVIDIA G-SYNCにそれぞれ対応する機能と言えます。Radeon R9 290系、Radeon R9 285のみのサポートに留まるVIRTUAL SUPER RESOLUTIONは、対応GPUの多いNVIDIAのDynamic Super Resolutionより利用できる環境が限られていますが、VESAで規格化された「Adaptive Sync」で標準化されているFreeSyncは、専用ハードウェアが必要なG-SYNCに対して有利な機能と言えそうです。

omega
omega2
vsr
free
cr
1080p de



アニメに最適? Fluid Motion Video


 「Fluid Motion Video」は、Kaveriこと第4世代Aシリーズ APUが登場した頃からアピールされていた機能で、Blu-rayディスクに記録されている24pの動画を60pに補完する機能です。1秒間24フレームの動画を60フレームにするにあたって、前後のフレームから中間となるフレームを生成して補完するため、Fluid Motion Videoによって補完された動画は、より滑らかな映像となります。

 勉強会では、Fluid Motion Videoを用いることで、とあるアニメのCGシーンがより滑らかになるデモンストレーションが行われ、その効果のほどがアピールされました。実際、Fluid Motion Videoの効果は大きく、そのヌルヌルっぷりは一目瞭然です。デモンストレーション自体は、このあたりで紹介されているものと同じもののようですね。

 さて、Kaveri登場当初のイベントでは、アプリケーションを選ばず利用できると宣伝されていたこの機能でしたが、勉強会開催時点でFluid Motion Videoを利用できる再生ソフトはCyberLinkのPower DVDのみ。このあたりについて、CyberLinkの担当者さんの「裏話」で語られた内容からすると、どうやらそう簡単に実現できる代物ではなかったということのようです。

pDVD2
urabanasi
PDVD

 なお、Fluid Motion Videoを利用可能するには、Kaveriベースで6コア以上のGPUコアを持つAPU、またはRadeon R7 260/260X、Radeon R9 285/290/290X/295X2のいずれかが必要となります。




いつもとは一味違うノリで行われた勉強会


 司会進行に宮川大好さんを起用するなど、これまでに参加したAMDの勉強会とはちょっと違う雰囲気だった今回の勉強会。ポイントとしてはCatalyst OmegaとFluid Motion Videoが中心だった訳ですが、質疑応答において、Fluid Motion Videoが利用できる安価なディスクリートGPU(Radeon R7 260/260X)の入手性が悪い点の指摘されたあたりは興味深く感じました。

 と言っても、個人的に興味を惹かれたのは質問の内容そのものというより、新機能をサポートしているAPU/GPUが限定的である点です。例えば、VIRTUAL SUPER RESOLUTIONなどは、もう少し多くのGPUでサポートできそうな機能に思えます。今後これらの機能が既存の非対応GPUでも利用できるのかは分かりませんが、より安価に入手できるGPUでも、これら新機能を利用できるようになって欲しいものです。

 さて、簡単ではありますが勉強会のレポートはこれまで。次回は勉強会で頂戴したAPUとマザーボードについてご紹介する予定です。