一度起動はしたものの、そのBIOSの自由度の低さに落胆して放置していたMSI製のSocket FM2マザーボード『FM2-A75IA-E53』ですが、知らぬ間にBIOSがアップデートされていたようなので今一度動かしてみることにしました。

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ハードウェア構成は魅力的だったものの…


 期待されている割に数の少ないSocket FM2対応のMini-ITXマザーボードの中で、ASRock『FM2A75M-ITX』に続いてリリースされたMSI『FM2-A75IA-E53』は、無線LANやBluetoothなどオンボード機能が充実しており、発売前はSocket FM2対応Mini-ITXマザーボードの本命になるのではないかと期待していた製品です。

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 しかし、実際に購入してみると、オンボード機能の充実に反比例するかのようなBIOS設定項目が貧弱だったうえ、発売から1ヶ月が経ってもBIOSがアップデートされることも無かったので、あきらめて放置していた次第です。だって、CPU電圧の設定も出来なければ、メモリ電圧も数種類の固定値からの選択しかできず、メモリクロックもDDR3-2133までのサポートだったんですもの。

 そんな『FM2-A75IA-E53』も、発売から1か月半が経過した2012年12月27日付で新BIOS「バージョン1.1」が公開され、その後2013年1月27日付けで「バージョン1.2」が公開されたようです。今回はA10-5800Kを載せて、「バージョン1.2」で電圧やメモリ関連の設定項目が改善されたかどうかをチェックしてみました。

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 結局、CPU電圧の設定は追加されていないようですね。メモリ電圧も相変わらず設定値を選択するだけのものですが、メモリクロックについては「DDR3-2400」の設定が追加されています。 【追加される前はこんな感じ(BIOS Ver 1.0)】

 TrinityでのDDR3-2400設定は、APUのメモリコントローラ側の耐性にかなり依存している感じで、DDR3-2133に比べて電圧を弄っても通らないAPUが多いみたいですが、設定があるのと無いのとでは全然違いますからね。ここが追加されたのは歓迎したいです。

 あとは、CPUのアンダーボルテージをBIOSで設定出来れば…と思うところなのですが、現時点でも項目そのものが無いことを考えると、あまり期待できそうには無いですね。やっぱりASRockの『FM2A85X-ITX』を買うしか…。