本日ご紹介する積みCPUクーラーは、NZXTの120mmファン搭載サイドフロー型CPUクーラー『HAVIK 120』です。『HAVIK 120』は、NZXTのCPUクーラー第2弾製品としてリリースされた製品ですね。

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8mm径ヒートパイプ4本搭載の120mmファン向けサイドフロー


 かつてヒートシンクグラフィックで紹介した『HAVIK 140』でCPUクーラー市場に参入したNZXTが、それに続く製品として発売したのが『HAVIK 120』です。140mm径ファンを標準搭載した大型ヒートシンクであった『HAVIK 140』に対し、その名の通り120mmファン向けのヒートシンクを採用しています。

 8mm径ヒートパイプ4本を備える『HAVIK 120』のヒートシンクは、放熱フィンの両端に角度をつける加工を施すなど、『HAVIK 140』のヒートシンクをただ小さくしただけの仕様という訳ではありません。その効果のほどは兎も角、ヒートシンクの形状などに工夫がみられるのは好印象ですね。

 ヒートシンクのろう付けに仕様している「ろう」は、ThermalrightやScytheの阿修羅が採用しているような張力のあるタイプではないようですが、全体的にしっかりと作り込まれている所も良い感じです。ベースの仕様などを見る限り、ヒートシンクを製造しているのは『HAVIK 140』や、SilverStoneのHeligonシリーズを製造しているのと同じ工場のようです。この工場のヒートシンクはなかなか良い作りをしていますね。

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 同梱されているファンは、白と黒のツートンカラーが魅力的な120mm角25mm厚ファンです。3pinコネクタ採用の1500rpm固定回転数ファンですが、付属の抵抗ケーブルを利用することで、1200rpmまで回転数を落とすことができます。

 個人的には、このカラーリングのファンは大好物なのですが、CPUクーラー同梱ファンとして考えた場合、PWM制御に対応していないのが惜しいところです。120mmファンの1200rpmであればある程度静かな動作は期待できそうなスペックではありますが、ヒートシンク自体の出来は良いのですから、もう少し静音よりのファンでも良いのではないかと思います。

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 まだ開封しただけで冷却性能のテストはしていないのですが、なかなかイイ感じのヒートシンクですね。まぁ、一番気に入っているのはファンのカラーリングだったりするのですが、安っぽくない仕上がりですので、側面に窓の付いているPCケースに収めても、それなりに映えるヒートシンクではあります。

 …うーん、ブログ更新のネタで使ってしまうには惜しいヒートシンクだったかもしれません。