AKIBA PC Hotline!さんで紹介されたため既にご存知かもしれませんが、12月28日に発売された『A8-3870K』と『A6-3670K』を購入し、その日のうちにT-Shooter Mod Extreme IVで極冷OCしてきました。

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◆ A8-3870Kで5.8GHz、A6-3670Kで5.3GHz

 今回『A8-3870K』と『A6-3670K』の極冷OCに使用したマザーボードは、ASUSのA75マザー『F1A75-V PRO』です。Llano対応マザーとしては一番最初に購入したマザーですが、記録を出せる代わりに3枚中3枚とも逝ってしまったGIGA板と違い、極冷をやっても未だに頑張ってくれる丈夫なマザーボードです。

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 さて、結果の方ですが、まず『A8-3870K』は、3.0GHz → 5.875GHzまでオーバークロックすることができました。

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 この時は無理やり電圧を叩き込んで1.9V近く掛けていましたが、このあたりでもまだ電圧に反応してクロックが伸びていたので、もっと盛れればもっと伸びる可能性はありそうです。…焼けそうですけど。

 K付きLlanoは倍率ロックフリーと言うものの、『F1A75-V PRO』では47倍までしか倍率設定が行えないため、結局BCLKを上げてやる必要があります。OS起動中にBCLKを変更するのが困難な『F1A75-V PRO』だと、OS上では倍率でクロックを上げることになりますが、1刻みで100MHz以上動作クロックが動いてしまうので難しいですね。

 ちょっと試した感じ、空水冷の常用で47倍までは使い切れそうにないので十分な設定範囲と言えますが、極冷だと限界はさらに上なのでこの倍率では足りない感じです。


 続いて『A6-3670K』の結果ですが、こちらは2.6GHz → 5.3592GHzという結果になりました。

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 こちらはBCLKが上げられるず、かなり不完全燃焼な結果となってしまいました。まぁ、時間が無かったため『A8-3870K』を外したあと、マザーを乾燥させもせずにチャレンジしてしまった上、『A8-3870K』でLN2を殆ど消費してしまっていたので、色々試す時間が無かったのが主な原因ですね。万全ならもう少し記録を伸ばせたのではないでしょうか。


◆ まとめ 〜 LN2切れで不完全燃焼な結果に (石も焼いてないし)

 時間もLN2も足りず、色々試す前に終了してしまった感じではありますが、なんとなくCPUクロックの限界は察しがついた気がします。試す前は「5.5GHz〜6.4GHzの間くらい」と想像していましたが、当たり外れ含めて、その辺に落ち着きそうな感じじゃないでしょうか。

 まぁ、いずれにせよ、まだまともにベンチも走らせていないですし、GPU側はとりあえずクロックあげてみたという体たらくですので、少し準備したうえで年明け早々に再チャレンジしたいと思います。なんとか6.0GHzに届かないかなぁ…。

A8-3870Kスッポン