グリスの検証に使うCPUクーラーとして、Prolimatechの『Super Mega』を用意してみました。

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◆ 一部に銅製フィンを採用したMegahalemsの上位モデル

 Prolimatechの第一弾製品として登場した『Megahalems』。その上位モデルにあたる製品がこの『Super Mega』です。ソケットは標準でLGA 775/1155(1156)/1366に対応し、120mmファンに加えて140mmファンが取り付け可能になっています。

 ヒートパイプの本数など、ヒートシンク自体のスペックは『Megahalems』と大差ありませんが、放熱フィンの一部が銅製のフィンに交換されており、放熱能力の向上が図られています。もっとも、銅製の放熱フィンの枚数は32枚半だけなので、大幅な性能向上が期待できる変更点とは言い難いですね。他には、取り付け時の圧力を高める「黒ネジ」やリテンションの変更点などもありますが、その辺はまたの機会に。

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 本当は、CPUクーラー検証用に購入していた『Venomous X Black』をグリス検証に利用するという手も考えたのですが、荷重調整機能付きリテンションを採用する『Venomous X Black』では、取り付け時の圧力を毎回一定にすることが困難だという結論に達したので、『Super Mega』を使うことにしました。

 ちなみに、グリス検証ではCPUに『Core i7-950』を使ったLGA1366プラットフォームを利用する予定です。上手く条件を決められれば、グリスの検証はCPUクーラーより時間のかからないので、ボチボチ更新できるようになるかもしれません。…なればいいなぁ。