開発中だったCooler Master『V10』に魅せられた2009年の2月から約2年間。更新頻度の違いはあれ、CPUクーラーの検証をメインコンテンツとして扱ってきました。初期のころと比べて検証の精度や内容はマシになったとは思いますが、やはり個人で出来る範囲で自分の知りたい情報をすべてカバーするというのは難しいなぁーと思う今日この頃です。

Cooler Master『V10』

 PCパーツの場合、各種ベンチマークテストによってパーツ間の性能を相対的に比較する手段が確立されている製品が多いのですが、冷却関連パーツの場合は環境依存性が強いため、目的を絞って比較しないと何の比較だかわからない検証になってしまう恐れのある難しいパーツです。まぁ、サウンドカードほど難しくはないでしょうけど…。

 私の場合は、「ヒートシンクの放熱能力を比較検証する」ことを目的に検証してグラフや記事を作成していますが、このやり方の場合、付属のグリスやファンを含めて製品として評価できるやり方ではありません。また、PCケースとのマッチングなんかも試せていませんし、物理干渉や取り付けやすさなど冷却性能以外の要素が軽視されてしまいがちです。一つの検証方法で知りたいことをすべて満たすような検証はできませんし、すべてを個人で検証するのは時間と資金とやる気とやる気の問題であきらめざるを得ないとはいえ、まだまだ課題は色々あるんですよね。

 最近はΦ140mmファンに最適化されたCPUクーラーの登場により、「ヒートシンクの放熱能力を比較検証する」という目的自体もイマイチ達成しきれていない感があるのが悩みの種だったりもします。グリスなはなしはある程度書いてしまったので、次はこの辺りの話でも。




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