検証記事掲載用にブログじゃない方のMaterialisticAをオープンにして以来、掲載したCPUクーラーの検証記事は全てIntelプラットフォームで検証した結果のみとなっていましたが、ようやくAMDプラットフォームでの検証を再開しました。
「どうせやるなら6コアで」と考えていたため準備が遅れていたAMDプラットフォームの検証機ですが、妥協して手持ちの『Phenom II X4 955 BE』を使うことにして検証を再開した次第です。使用するCPUを妥協した代わりに、検証時の設定に関しては徹底的に見直したので以前のようにテストを完走できず比較ができない製品は少なくなり、しっかり比較データが取得できるようになっています。(負荷が軽くなったという訳ではありません)
まだテスト環境を構築してから2製品しか検証できていないので、MaterilaisticAに検証記事が載せられるような段階にはありませんが、『CWCH70』関連の検証が終わったらこちらも進めていきたいと思います。
……犠牲になった『HA08-LF』のためにも。
以前このブログでCPUクーラーの検証に使っていたSocket AM3マザーはJetwayの『HA08-LF』でした。安い割に堅実な作りをしたAMD 890GX搭載マザーで、CPU電圧の設定がちょっとおかしかった事を除けば検証機としての不満点も少なく、けっこうお気に入りの検証用マザーボード…でした。
ブログじゃない方に掲載するにあたって新しい検証レギュレーションを考えているときも、マザーボードは『HA08-LF』を引き続き利用するつもりで準備を進めていました。そんな時、Jetwayのサイトに新しいBIOSがアップされているのを発見。CPU電圧回りのアップデートが入っていたこともあり、レギュレーション更新に合わせて更新しておいた方が良いと考えてアップデートを試みました
…が、
アップデートを終了して再起動した直後から、POSTコード表示が「FF」のまま変化しないという状態に。
「どうせ「FF XIV」をリスペクトして「FF」表示してるんでしょ〜?」と考え、焦ることなくCMOSクリアや電池抜きやら色々試してみましたが、電源投入直後からPOSTコードが「FF」から変化することは無く、私自身初のBIOSアップデート失敗で『HA08-LF』を失ってしまいました…。
私の手持ちで唯一正常に使える状態にあったSocket AM3マザーを失ってしまったため、しばらくAMDプラットフォームでの検証は凍結しようかと思ったりしましたが、以前「CPUソケット裏のチップコンデンサが爆発してVcoreが入らなくなったから」という理由でASUS『M4A79T Deluxe』格安で譲って頂いていたことを思い出し、これを修理して使うことにしました。
上の写真が直す前のものです。写真右端の下から3番目のコンデンサが爆散しているのがお分かり頂けるかと思います。
で、下の写真が修理後です。
本当はちゃんと調べて新品を取り付けなおしたほうが良かったのかもしれませんが、もうなんか考えるのも嫌になっていたので、起動しなくなった『HA08-LF』から同じサイズで同じあたりについていたコンデンサを拝借して取り付けました。
作業に使ったはんだごてのこて先がかなり太かった(イイワケ)こともありはんだづけのクオリティが低く、周囲のコンデンサにちょっとはんだが付いてしまっているような気がしますが、取りあえず起動しVCoreも1.56V以上盛ることができるようになりました。
継続して使用できるか不安でしたが、動作確認+耐久チェックの負荷テスト(5時間ほど)をパスしていますし、既に2つのCPUクーラーの検証を行っても問題がなかったので恐らく大丈夫でしょう。…たぶん。
はんだごては用途にあったこて先と出力のものを使うのが大切ですね。できればこて先を交換可能かつ温度調整機能つきのやつがほしいなー。あ、あと、ちゃんと掴めるピンセットも。
「どうせやるなら6コアで」と考えていたため準備が遅れていたAMDプラットフォームの検証機ですが、妥協して手持ちの『Phenom II X4 955 BE』を使うことにして検証を再開した次第です。使用するCPUを妥協した代わりに、検証時の設定に関しては徹底的に見直したので以前のようにテストを完走できず比較ができない製品は少なくなり、しっかり比較データが取得できるようになっています。(負荷が軽くなったという訳ではありません)
まだテスト環境を構築してから2製品しか検証できていないので、MaterilaisticAに検証記事が載せられるような段階にはありませんが、『CWCH70』関連の検証が終わったらこちらも進めていきたいと思います。
……犠牲になった『HA08-LF』のためにも。
◆ まさかのBIOSアップデート失敗でHA08-LFが… |
以前このブログでCPUクーラーの検証に使っていたSocket AM3マザーはJetwayの『HA08-LF』でした。安い割に堅実な作りをしたAMD 890GX搭載マザーで、CPU電圧の設定がちょっとおかしかった事を除けば検証機としての不満点も少なく、けっこうお気に入りの検証用マザーボード…でした。
ブログじゃない方に掲載するにあたって新しい検証レギュレーションを考えているときも、マザーボードは『HA08-LF』を引き続き利用するつもりで準備を進めていました。そんな時、Jetwayのサイトに新しいBIOSがアップされているのを発見。CPU電圧回りのアップデートが入っていたこともあり、レギュレーション更新に合わせて更新しておいた方が良いと考えてアップデートを試みました
…が、
アップデートを終了して再起動した直後から、POSTコード表示が「FF」のまま変化しないという状態に。
「どうせ「FF XIV」をリスペクトして「FF」表示してるんでしょ〜?」と考え、焦ることなくCMOSクリアや電池抜きやら色々試してみましたが、電源投入直後からPOSTコードが「FF」から変化することは無く、私自身初のBIOSアップデート失敗で『HA08-LF』を失ってしまいました…。
◆ 新検証環境はASUS『M4A79T Deluxe』 |
私の手持ちで唯一正常に使える状態にあったSocket AM3マザーを失ってしまったため、しばらくAMDプラットフォームでの検証は凍結しようかと思ったりしましたが、以前「CPUソケット裏のチップコンデンサが爆発してVcoreが入らなくなったから」という理由でASUS『M4A79T Deluxe』格安で譲って頂いていたことを思い出し、これを修理して使うことにしました。
上の写真が直す前のものです。写真右端の下から3番目のコンデンサが爆散しているのがお分かり頂けるかと思います。
で、下の写真が修理後です。
本当はちゃんと調べて新品を取り付けなおしたほうが良かったのかもしれませんが、もうなんか考えるのも嫌になっていたので、起動しなくなった『HA08-LF』から同じサイズで同じあたりについていたコンデンサを拝借して取り付けました。
作業に使ったはんだごてのこて先がかなり太かった(イイワケ)こともありはんだづけのクオリティが低く、周囲のコンデンサにちょっとはんだが付いてしまっているような気がしますが、取りあえず起動しVCoreも1.56V以上盛ることができるようになりました。
継続して使用できるか不安でしたが、動作確認+耐久チェックの負荷テスト(5時間ほど)をパスしていますし、既に2つのCPUクーラーの検証を行っても問題がなかったので恐らく大丈夫でしょう。…たぶん。
◆ まとめ 〜 改めて学んだこと 〜 |
はんだごては用途にあったこて先と出力のものを使うのが大切ですね。できればこて先を交換可能かつ温度調整機能つきのやつがほしいなー。あ、あと、ちゃんと掴めるピンセットも。
コメント
コメント一覧 (2)
しかし、数十分程、電源入れたり切ったり、電源入れてじっと待ったりを繰り返しているうちに何故か起動するようになったそうです。今でも問題なく使用しているとのこと。
もしかしたら死んでなかったのかもしれませんね、HA08-LF。
もし生きていたんだとしたら、生きながらにしてコンデンサを
むしり取られたということに…。
なんて恐ろしいことなのでしょう…。