Computex開催中ということで各メーカーの新型CPUクーラーや試作モデルが話題になったりしていますね。個人的にもHENTAIメーカーへの道を歩み始めたThermalrightの「Wheel」や「Sentinel」や、Noctuaの新型CPUクーラーが気になるところです。

…とは言え、Computexに出展されても実際に発売されるとは限りませんから、発売がほぼ確定しているであろう製品で気になるところを二つほど紹介します。

◆ Prolimatech製のHTPC向けCPUクーラー『Samuel 17』

 モデルチェンジによる値下がりで注目を集める『Megahalems』や『Mega Shadow』のメーカーにして、先月その後継に当たる『Armageddon』をリリースしたProlimatechが、HTPC向けのローハイトCPUクーラー『Samuel 17』の製品情報を公開しています。

120mm角ファン対応のトップフロー型CPUクーラーであるこの製品の特徴は、取り付けられるCPUクーラーの高さに制限のある場合の多いHTPC向けPCケースに搭載しやすいよう、ヒートシンクの高さが45mmしかない点です。対応ソケットはIntel LGA775/1156/1366および、AMD AM2/AM2+/AM3とされており、Prolimatechの製品としては初めて標準でAMD用リテンションを同梱したCPUクーラーとなるようです。

 まだリリースした製品の数も少ない新興メーカーながら、『Megahalems』のように空冷CPUクーラー最高峰のパフォーマンスを誇る製品をリリースしたProlimatechだけに、同社初のトップフロー型CPUクーラーにしてHTPC向けを謳う『Samuel 17』にも期待してしまいますね。早く日本でも発売されると良いなぁ〜。



◆ Scytheの静音向けサイドフロー型CPUクーラーの三代目『忍者参』

 日本国内ではコストパフォーマンスに優れたCPUクーラーの多いScytheオリジナル製品に、静音志向のサイドフロー型CPUクーラー「忍者シリーズ」の新モデル『忍者参』が追加されました。

『忍者参』は、放熱部に『無限弐』や『KABUTO』にも採用された多重エアフロー透過構造「M.A.P.S」を採用し、先代に『忍者弐』比で約7%の性能向上(ファン取り付け時)を果たしたとされています。従来の「忍者シリーズ」はファンレス運用を視野に入れて設計されていたようですが、今回はファンレス運用時のパフォーマンスを維持しつつファン搭載時の性能向上を図ったモデルとなっているようですね。

リテンションに関しては『無限弐』で採用されたIntel/AMDバックプレート共用バックプレート改良版が採用されているようです。取り付けやすさはともかく、『夜叉』のようにAMD環境で取り付け方向に悩まされることは無さそうです。…というか、4方向にファンを取り付け可能なので、そもそも方向はあまり関係無いのかもしれませんが(汗


 付属のPWM可変ファンは『夜叉』と同じ物のようで、着脱不可かつ拡張スロットに取り付けるタイプのファンコントローラを備えている点はちょっと気になりますが、ヒートパイプ8本と広い放熱面積がどのようなパフォーマンスを発揮するのか楽しみです。『夜叉』を上回ってくれたりしたら面白いんですけど…流石にそれは厳しいですかねぇ。




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