2009年09月16日

 いまさらですが、先週の土曜に秋葉原で行われたイベントに参加した際に、個人的に気になった情報だけ纏めてみました。内容としてはサイズ製未発売CPUクーラーの話と、MSIのDrMOSに関する話です。

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◆ サイズブースにはKAMA CROSSの後継GRAND KAMA CROSSなどが展示

 『PROLIMA TECH Mega』の他にも、独特の形状故に冷却性能面以外の部分で人気を博した『KAMA CROSS』の後継モデルとなる『GRAND KAMA CROSS』や、海外レビューサイトで高い評価を得ていたTuniq『Tower 120』の後継モデル『Tower 120 Extreme』が展示されていました。

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 『GRAND KAMA CROSS』は、120mm角ファンに互換性のあるΦ140mmファン「風丸シリーズ」の軸を小さくした新モデルを搭載した大型のトップフロー型CPUクーラーです。ヒートシンク自体の大型化や放熱フィンの形状変更により、従来モデルの『KAMA CROSS』と比較して放熱面積が増加した事や、8mm径のヒートパイプを4本(従来は6mm径×3本)採用してベース部からの熱輸送能力が強化された事で、「ネタCPUクーラー扱いされていた『KAMA CROSS』とは違い、高いCPU冷却能力を持っている」との事でした。

 『GRAND KAMA CROSS』は十月中にも発売される予定だそうで、価格は三千円台後半になる模様です。個人的には現在検証したトップフロー型CPUクーラーで「CPU Cooler Test Regulation for Socket AM3」のOC時の負荷テストを完走出来た製品がないので、『GRAND KAMA CROSS』には期待したいと思います。

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▲ 大型のトップフロー型CPUクーラー『GRAND KAMA CROSS』

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▲ 新型の軸の小さくなった新型のΦ140mmファンを搭載



 『Tower 120 Extreme』は、120mm角25mm厚ファンに対応した大型のサイドフロー型CPUクーラーで、冷却ファンはヒートシンク中央部に差し込む形式が採用されており、中心部にあるファンを放熱フィンでサンドした形状が特徴的な製品となっています。その他、形状の異なる放熱フィンの組み合わせで構成された放熱部や、ヒートパイプ直接接地型のベース面、8mm径と6mm径のヒートパイプを採用したハイブリッド(?)な構成が採用されている点なども『Tower 120 Extreme』の特徴と言えます。ハイブリッド構成のヒートパイプは、3本の8mm径ヒートパイプの間に2本の6mm径ヒートパイプが挟まれる形で配置されています。

なお、『Tower 120 Extreme』については、現時点で『PROLIMA TECH Mega』と同じく発売日・予価共に未定との事です。

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▲ Tuniq久々の新作CPUクーラー『Tower 120 Extreme』

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▲ ヒートパイプ直接接地型のベース面を採用



◆ MSIのDrMOSは1フェーズで40Aの供給量

 Intel P55 チップセット搭載マザーボードの登場により、拍車のかかった間のある電源回路のフェーズ数競争ですが、MSIは高効率かつ低発熱なMOSFET『DrMOS』の優位性をアピールしていました。

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 MSIが電源回路に採用している『DrMOS』は、本来サーバー用にMSI・Intel・ルネサス テクノロジが共同開発したMOSFETで、MSI曰くDrMOSの1フェーズは通常回路の4フェーズに相当するそうで、1フェーズで40Aの電流を供給出来るとしています。つまり、間もなく発売予定のMicroATXマザー『P55M-GD45』は4フェーズのDrMOSを採用しているので最大160A、ハイエンドの『P55-GD80』は8フェーズなので最大320Aもの電流を供給可能としています。CPU電圧が約1V程度であることを考えると『P55-GD80』は消費電力が約320WのCPUを動かすことが出来る事になるので、電源回路はOC等を考慮したにしても、かなり余裕のある設計と言えますね。

 また、『DrMOS』に関しては低発熱である事もポイントだそうで、自作PC向け製品にはOCへの対応や装飾的な意味合いを込めてヒートシンクを搭載しているものの、定格で使用する分には必要なく、組み込み向けに出荷している製品はヒートシンクレスとなっているそうです。

 ライバルとなるASUSやGigabyteとも電源回路のフェーズ数を売りにしていますが、実際に何アンペアの電流を供給出来るのかをアピールしてくれたのは分かりやすくて良いですね。果たして320Aもの供給量を使いきれるのか?と言われれば使い切れない気がしますが、低発熱でかつ電源回路に余裕があれば、あの耳障りなコイル鳴きをしなかったりするかなぁ…ちょっと期待してしまいます。

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▲ 間もなく発売予定のMicroATXマザー『P55M-GD45

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▲ ハイエンドの『P55-GD80』は、BCLKを調整出来るボタンの他、タッチセンサの電源・リセットボタンを採用。決して部品の付け忘れではないそうです。

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▲ 『P55-GD80』は、テスタ接続用端子「V-Check Points」を装備。なんともマニアック



◆ まとめ

 9月12日は、ベルサール秋葉原で「Intel Technology Day in Akiba 2009」が行われていた日だったのですが、実際会場でまともに見たのは新製品が並べられていたサイズのブースくらいで、あまりの人の多さに会場から撤退してMSIのイベントを見に行った結果、そのままIntelのイベントの終わる時間まで見ていました。

 本当はCoolerMasterも新製品を展示していたそうなので、ちゃんと見ておけば良かったと後悔したのですが、まぁ…MSIマザーボードやフェーズ数に関する話も色々聞けたので良しという事で。





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コメント一覧

1. Posted by ねむねむ☆   2009年09月18日 15:55
ここ一、二年ほどでだいぶ品質が上がったと感じます。
美しさを感じることがあります。
世辞抜きに瀬文茶さんの撮り方が上手いこともあるのでしょう。
ここまでの品質なら外部のデザイナーに依託して差別化と高級化を狙ってくれないかと期待を持ってしまいます。
車や家電のように日本やイタリア、ドイツの人や企業や手がけたら、また別の美しさが見られそうでうきうきしちゃいます。
2. Posted by 瀬文茶   2009年09月19日 05:51
>>ねむねむ☆ さん
先日書いたレビューで同じ事を言った気がしますが、
最早CPUクーラーは嗜好品になりつつある感がありますよね。
大体どのCPUクーラーも一定以上の冷却性能は持っていますし。

ちなみに、写真はきっとカメラのおかげですよ。
是非ねむねむ☆ さんも一眼/一眼レフカメラの世界へ(笑)
個人的にはPanasonicのDMC-GH1なんかお勧めです。

…脱線しましたね。ちなみに、日本で設計から製造まで行った結果
こんな製品が出来あがったらしいです。

http://materialistica.livedoor.biz/archives/51459646.html
http://materialistica.livedoor.biz/archives/51482951.html

…まぁ、如何に独自性を持たせるにしても、本懐を忘れてしまっては
いけないという事ですね。

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