昨年12月に購入し、検証記事を書いたあとにメインPCに組み込んでいたSILICON POWER製SSDですが、4台中1台が頻繁に行方不明(認識されたり認識されなかったり)になってしまう困った子だったので、Gaming HTPCと新ファイルサーバー構築に合わせ、メインPCのSSD台数を4台から3台に変更しました。4台構成のRAID0ボリュームでこの不具合は困りますから、完全にクラッシュする前に…という訳です。


SILICON POWER製SSD


 さて、そんなわけでメインPCを退役したこのSSD、保証期間内なのでサポートを受けるのもありな状況だったのですが、「Phenom IIの検証記事までに何かつなぎの記事を書かないと…」という訳で分解してみました。


◆ 例のコントローラ「JM602」も確認

 という訳で早速分解写真を紹介していきたいと思います。


表面カバー取り外し後


 まず、上の写真はSSD裏面側にある4つのビスを外し、カバーを外したところです。SSDの本体である、フラッシュメモリを搭載した基板は裏面側に4本のビスで固定されており、それを表面側のカバーで覆うような構造になっています。この向きからはSAMSUNG製のMLCフラッシュメモリ『K9GAG08U0M-PCB0』が8枚搭載されている事が確認できますが、コントローラチップを確認することはできません。

基板のサイズはスペースが空いている訳ではありませんが、2.5インチHDDと同じサイズの筺体内部に基板が一枚だけ入っているというのは非常にシンプルな構造だなぁと感じました。


本体基板取り外し後


 さらに分解し、裏面側の筺体カバーから基板を取り外してみたのが上の写真です。本体基板の裏面側には表面と同じく8個の『K9GAG08U0M-PCB0』が搭載されていることに加え、JMicron製のコントローラチップ『JM 602』が搭載されています。


SSD本体基板・表側

SSD本体基板・裏側

SAMSUNG製MLCフラッシュ

JMicron 「JM 602」


 という訳で、SILICON POWER製のSSDのMLC 32GBモデルである『SP032GBSSD650S25』は、SAMSUNG製のMLCフラッシュメモリ『K9GAG08U0M-PCB0』16個と、JMicron製のコントローラ『JM602』で構成された製品でした。




◆ まとめ 〜 念のため… 〜

 カバーがヘクスグローブネジで固定されているHDDと違い、SILICON POWERの『SP032GBSSD650S25』は、カバー・内部基板ともに一般的なプラスドライバーで外すことのできるビス(十字溝ネジ)で固定されていたので、簡単に分解する事ができました。

ただし、カバーを外す際に保証の際に必要になる封止シールを破く事になってしまう為、分解した時点で購入店およびメーカーの保証は消滅する事になります。自分の使っているSSDの中に搭載されているコントローラチップやフラッシュメモリのメーカーが気になる事があるかも知れませんが、基本的には分解しない事をお勧めします。


保証対象外に





 …今更な内容の記事ですみません。(汗
とりあえずPhenom II 940 BE検証記事までの繋ぎという事で…(こっちも今更ですけどねー




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