先週末の日曜日は、秋葉原のカフェソラーレでAMD主催のイベント「納涼 AMD祭り ~ あなたに逢いたい 壱寺の夏 羅電穏(らでおん)の夏 」が行われました。


あなたに逢いたい 壱寺の夏 羅電穏(らでおん)の夏


 今回のイベントの内容はその名の通り、1TFlops(壱寺)以上の処理能力を誇るAMD-ATIの最新GPU「Radeon HD 4800 Series」(羅電穏)のお披露目イベントでしたが、「Radeon HD 4800 Series」自体はイベントより2週間ほど早く発売がスタートしていたのでそれほど目新しい話題ではなかったので、イベント会場で気になった展示品を中心に紹介します。

AMD 790GX搭載マザー『HA06-Ultra』

 その上位モデルに当たる新型チップセット『AMD 790GX』搭載マザーとして登場予定のJetway製マザーボード『HA06-Ultra』が展示されていました。


HA06-Ultra (1)

HA06-Ultra (2) HA06-Ultra (3)


 AMD未発表の新型チップセットである『AMD 790GX』は、オンボードグラフィックス機能をサポートするチップセットの最高峰として登場以来常に高い人気を維持している『AMD 780G』の上位モデルに当たる製品で、2GPUによるCrossFire XとIGPを組み合わせる「3way-Hybrid Graphics」を正式にサポートすると言われています。

Jetwayの『AMD 780G』搭載マザー『HA06』は、128MBのLFBを搭載した初のマザーであると共に、チップセットがサポートしないとしているCrossFireに対応しているなど、他の『AMD 780G』搭載マザーとは一線を画す仕様で人気を集めましたので、その上位モデルに当たる『HA06-Ultra』に注目されている方も多いのではないでしょうか。

 なお、展示品が『HA06 Ultra』として展示されていたのでこの記事でもその名称を使っていますが、Jetwayの公式サイトでは当初『HA06 Ultra』として公開されていた『AMD 790GX』搭載製品名が『HA07』に変更されています。発売時にはこちらが正式名称となるかもしれませんね。



J&Wの780G搭載Mini-ITXマザー

 『AMD 780G』搭載マザーボードにLFBを採用したメーカーとしてJetwayと共に注目を集めたJ&Wからは、128MBのLFBを採用した『AMD 780G』搭載Mini-ITXマザー『MINIX-780G-SP128MB』が展示されていました。


MINIX-780G-SP128MB (1) MINIX-780G-SP128MB (2)


 Mini-ITXと言えば、IntelとGigabyteから発売中のAtom搭載マザーボードが注目を集めたことで、Mini-ITX対応PCケースがすぐに売り切れてしまう(某PCショップ関係者談)くらいに盛り上がっているようですね。

Atom搭載マザーボードの場合はコンパクトかつ省電力なPCを安く作れる事に魅力があるかと思いますが、『MINIX-780G-SP128MB』の場合はコンパクトでもHDコンテンツなどを堪能できる程のパワーを持ったPCが自作出来るという点が魅力となりそうです。



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 他にも2枚の『Radeon HD 4870』搭載ビデオカードを使ったCrossFire Xマシンで、NVIDIA製GPU搭載ビデオカード推奨のゲームタイトル「デビル メイ クライ 4」を動作させるデモや、『AMD 780G』と『Radeon HD 4870』を組み合わせて「地デジ+ゲーム+インターネット」を3画面同時に出力を行うPCなどが展示されていました。


CrossFire XデモPC (1) CrossFire XデモPC (2)

coneco的フルマルチタスクPC (1) coneco的フルマルチタスクPC (2)


 こういったハイスペックPCを間近で見ることが出来るという事も、この手のイベントの魅力かもしれませんね。




最安値情報 …coneco.netより
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