Intel純正Mini-ITXマザーボード第2弾である『D201GLY2』には、先代の『D201GLY』に採用されていたCPU・チップセットクーラーを搭載した派生モデル『D201GLY2A』というモデルがあるようです。

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の製品情報
…『Intel Desktop Board D201GLY2 / D201GLY2A

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やはり100℃超は熱過ぎた?

 『D201GLY2』はTDP19Wの『Celeron 220』を大型のアルミ製ヒートシンクで冷却するファンレス仕様の冷却機構を搭載しており、発売前からファンレス故の静音性に期待が集まっていました。

ところが、以前このブログで『D201GLY2』のレビューを行ったところ、ケースファンのエアフローが得られない環境ではCore Temp 0.95.4で計測可能な最高温度である100℃を超えるという結果となり、ファンレスCPUクーラーの冷却能力不足が露呈した形となっていました。

 今回紹介する『D201GLY2A』は、『D201GLY2A』の冷却能力不足を解消する為に先代にあたる『D201GLY』に採用されていたCPUクーラーとチップセットクーラーを採用したモデルとなっており、Intelのウェブサイトには『D201GLY2 with passive thermal solution、D201GLY2A with active thermal solution』と両製品の冷却機構の違いが紹介されています。

Intelの解説では、『D201GLY2』が本来ケースファンなどによる補助を前提として設計された冷却機構を備えた製品であるのに対して、『D201GLY2A』はケースファンのサポート無しでも自己冷却が可能なようにファン搭載CPUクーラーを搭載した製品であるとの事で、冷却機構以外のスペックには差はないとの事です。

Intel 『D201GLY2/D201GLY2A』
サイズ・μATX(Mini-ITX) Form Factor (170mm×170mm)
CPU・Celeron 220 (1.20GHz/L2 512KB/TDP 19W)
チップセット・SIS 「SIS662」+「SIS964」
メモリ・DDR2対応スロット×1
・DDR2 (663)/533/400
・最大1GBまで対応
HDD・Serial ATA 1.5Gbps(RAID 0/1対応) ×2
・ATA133 (40pin-IDE) ×1
VGA・Mirage1 graphic engine
・DirectX 9非対応(≒Aero非対応)
・最大128MBのビデオメモリ(メインメモリ共有)
・アナログ出力(D-Sub 15) ×1
LAN・10/100 Mbps (Broadcom) ×1
Audio・ADI AD1888 audio codec (2ch)
LAN・USB2.0 ×4 (外部×2、内部×4)
拡張スロット・PCI ×1




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 せっかくならCPUクーラー交換などで余計なコストのかからない『D201GLY2A』の方が欲しいと思われる方が居られるかもしれませんが、残念ながら今のところ秋葉原を中心に流通しているのは『D201GLY2』のみとなっており、国内で『D201GLY2A』を入手する事は出来ないのが現状です。

もっとも、『D201GLY2A』は『D201GLY2』に『D201GLY』のクーラーを搭載しただけの製品なので、『D201GLY』を持っている方は『D201GLY2』とCPU・チップセットクーラーを交換する事で『D201GLY2A』を自作する事が可能ではありますね…。




最安値情報 …coneco.netより
Intel 『D201GLY2』
Intel 『D201GLY』